沖縄市議会 > 1997-06-26 >
06月26日-06号

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  1. 沖縄市議会 1997-06-26
    06月26日-06号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
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    第209回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│   平成9年                               ││           沖縄市議会定例会会議録                ││   第209回                              ││                                      ││         平成9年6月26日(木)午前10時開議          │└──────────────────────────────────────┘議  事  日  程   第 6 号平成9年6月26日(木)                午前10時 開議第1 一般質問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (34名) 1 番 桑 江 朝千夫 君    18 番 仲宗根 義 尚 君 2 番 新 里 八十秀 君    19 番 新 田 保 友 君 3 番 佐久田 朝 政 君    21 番 金 城 正 雄 君 4 番 瑞慶山 良 高 君    22 番 渡嘉敷 直 久 君 5 番 宮 城 一 文 君    23 番 比 嘉 清 吉 君 6 番 具志堅 徳 重 君    24 番 島 袋 誠 勇 君 7 番 島 袋 邦 男 君    25 番 金 城   勉 君 8 番 仲宗根 国 夫 君    26 番 江 洲 眞 吉 君 9 番 高江洲 義 宏 君    27 番 新 川 秀 栄 君10 番 島 袋 勝 元 君    28 番 屋 我 平 和 君11 番 喜友名 朝 清 君    29 番 浜比嘉   勇 君12 番 高江洲 朝 栄 君    31 番 普久原 朝 勇 君13 番 登 川 重 男 君    32 番 桑 江 常 光 君14 番 島 袋 善 栄 君    33 番 普久原 朝 徳 君15 番 山 城 正 雄 君    34 番 仲 村   清 君16 番 中 石 義 雄 君    35 番 与那嶺 克 枝 君17 番 照 屋   馨 君    36 番 照 屋 寛 徳 君     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (1 名)20 番 仲 泊 正 勝 君     ─────────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名市  長    新 川 秀 清 君    助  役   富 山 健 二 君収入役     砂 川 正 男 君    市民交流室長 金 城 朝 光 君企画部長    宇 根 貞 雄 君    総務部長   目取眞 興 一 君建設部東部海浜開発局長  金 城   功 君    市民部長   島 田   久 君総務課長    伊志嶺 和 成 君    福祉部長   知 花 徳 盛 君建設部長    山 内 盛 順 君    経済部長   高 良   武 君教育長     當 眞 哲 雄 君    経済部参事  銘 苅 朝 盛 君水道局次長   新 垣 盛 貫 君    教育部長   具志堅   清 君消防長     喜友名 朝 光 君     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名事務局長    島 袋 勝 輝 君    議事課長補佐 喜 納 健 松 君                     兼調査係長事務局次長   伊 礼 嘉 善 君    議事係長   西 平 守 進 君議事課主事   平 田 嗣 巳 君 ○瑞慶山良高議長 おはようございます。これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数29名でございます。佐久田朝政君、島袋勝元君、仲宗根義尚君、仲泊正勝君、金城 勉君、新川秀栄君、遅刻の届出があります。以上、29名であります。 本日は議事日程第6号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。島袋善栄君。 ◆島袋善栄議員 おはようございます。それでは一般質問をしていきたいと思います。1.沖縄の失業率と雇用問題について、この件につきましては、休憩中、担当部長の方とお話し合いをしまして、たいへん詳しい資料もいただきましたので、割愛をしていきたいと思います。 2.ダイオキシン、その他有害物質について、20世紀はこれまで人類が経験したことのない、便利な世になりました。しかし、その反面、地球規模で環境破壊が深刻になっています。森林減少、砂漠化、オゾン層破壊、炭酸ガス問題、地球温暖化、酸性雨等々、誰もが予想もしてなかったことが次々、大きな問題になっています。国連でも去る6月23日、ニューヨークで、国際環境特別総会が開催されるなど、今や国際政治の場でも大きな課題になっています。我が国でもダイオキシン問題、廃棄物処理場問題等々、環境汚染問題は大きな社会問題です。 一方、我が倉浜衛生施設組合のゴミ焼却時に発生する有害物質等の処理状況はどうなっているか。昨日も渡嘉敷議員の質問にお答えになりましたが、どこで、いつ測定したのか、再度のご答弁をお願いいたします。 質問の要旨(2) ゴミの最終処分場で処理し、小川に排出する水は国の安全基準値を満たしているかどうか。ご答弁のほどをお願いします。 3.倉敷ダム近くにある民営の産業廃棄物処理工場と米軍の廃棄物処理について、この場所は与那原川上流に位置していますが、ここにはご承知のとおり、民間業者が事業しており、主に米軍基地からの廃棄物や民間からの産業廃棄物を処理しています。この処理場から染み出る汚水は、地中に浸透するか、あるいは処理場外に排出すると思われますが、安全性は大丈夫でしょうか。また指導、監督は県がするのか、市がやっているのか、教えてください。 次に処分場の設計構造は、一体どうなっているのか。日本の法令に適合した設備、設計は整っているのか、教えてください。 4.沖縄職業能力開発短期大学校について、私たちの職業は時代と共に変ってきています。そのためには社会のニーズに対応できる人材が必要です。特に若者が夢を持ち、仕事ができる社会をつくることが政治に課された責務であると思います。幸いにして、我が沖縄市に2年制の職業能力開発短期大学校がありますが、この大学校を4年制の大学に格上げし、若者により高度の専門教育の機会をつくってやるべきと思います。 特に沖縄県は離島県であり、今後の沖縄の発展は人材育成と言っても過言ではありません。幸いにして、市当局も4年制に格上げするために、いろいろ要請行動をなさっているらしいが、具体的に取り組み状況と今後の行動計画がありましたら、教えてください。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時06分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時07分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 市民部長。 ◎島田久市民部長 お答えいたします。8ページの2番ですけれども、倉敷ダム近くにある民営の産業廃棄物最終処分場米軍廃棄物処理についての中で、1番目のこれらの処分場や処理場の指導、監督は県がやるのか、市がやるのかということでございますが、これは県の指導でございまして、県は年に2~3回の水質検査や悪臭検査等を実施して、指導、監督をしております。 それから2番目の最終処分場の設計構造はどうなっていますかということでございますが、これは旧美里時代からの廃棄物処理場となっておりまして、いまつくられる最終処分場とは全然異なった、今までの方法でやっておりまして、各地域から収集、運搬して持ち込まれた廃棄物は構内においてリサイクルされるものと、されないものとを分けまして、それを選別した後に覆土して、最終処分するという状況でございます。 それからダイオキシンの問題でございますが、昨日も渡嘉敷議員にお答えしたとおりでございますが、平成8年12月にダイオキシンを測定しておりますが、暫定基準の80ナノグラム以下であったということを昨日もご答弁申し上げました。これは第2工場が5.10ナノグラム、それから第3工場が1.40ナノグラムの結果でございまして、暫定基準の80ナノグラム以下であったということでございます。 それからゴミの最終処分場で処理した小川に排出される水は、国の安全基準を満たしているかということでございますが、倉浜衛生施設組合の水処理の水質ですけど、放流水質ですけれども、全部下回っておりまして、県の上乗せ排水基準をクリアしているということでございます。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 職業能力開発短期大学校についてでございますが、昨日もお答えをしたところでございますが、議員もおっしゃっておりますように、これからの人材育成、特に強調されているわけでありますが、そういった面から、このポリテクカレッジの4年制課程への移行をしてはということが出てまいりました。そのことに関しましては、県のほうも国に対して要請をしているということでございますが、市も先だって県のほうと話し合いをもっておりますし、また学校側との話し合いもいたしてまいりました。今後、これについては積極的に4年制への移行に向けて、取り組みをしていく必要があると考えております。 それからその際、今後用地の問題等が出てくるというようなことも伺っておりまして、そういったことも含めて、今後、市としての詰めをしてまいりたいというように考えているところでございます。 ○瑞慶山良高議長 島袋善栄君。 ◆島袋善栄議員 まずゴミの最終処分場の件ですが、倉浜衛生施設組合、この最終処分場、どういった基準があるのか。例えば何ppmの基準があって、いま小川のほうに排出している水は、どういう濃度の水を出しているのか、まずそのへんを教えてください。 それからダイオキシンの問題ですが、いまたいへん問題になっているんですが、その施設組合から離れた所でもいろいろ問題があるらしいですね、新聞報道によりますと、遠く離れた所でもあると。煙突の中で測ったのか、あるいはちょっと離れた養鶏場の近くなどで測ったのか。あるいは風向きによっても違うと思うんですよ。新聞報道によりますと、近くよりは遠くのほうが濃度が高かったと報道もされておりますので、そこを教えてください。 それから民間のゴミの処理施設なんですが、確かに部長がご答弁なさったように、これは旧美里村時代からの処理場です。であるんですが、どういう構造であるのか。と言いますのは、そこはちゃんと倉浜衛生施設組合がやっているように、ビニールを敷いて、流れないようにやって、そしてそこから染み出る水、汚水はちゃんと処理しているのかどうか。全部、川に流していますということでは、これは到底納得できないわけですね、あまりにも差がある。 倉浜衛生施設組合がやっているのは、ちゃんとビニールを敷いて、なおそこから染み出てくる水は、再処理していますよね、そこで、だがこの施設は、ストレートにどこかに流れていると思うんですよ。そういうものはどうするのか、なぜこんなにまで差が出るのか。それでもいいんでしたら、倉浜衛生施設組合は、あまり金をかける必要はなかったんです。そのへんどうなっているのか。本当に安全基準をクリアしているのか、大丈夫なのか。 ご存じのように、下のほうではいろいろ水も使っております。利用しております。農家の方々もいろいろ水も利用しておりますし、あるいは比謝川では水を飲んでいます。近くのキャンプシールズでは重金属も地中から出て来ておりますね、井戸のほうから、そういうこともありますので、本当に大丈夫かなあという安心した答えを出してもらうのが行政の仕事だろうと、僕は思うんです。大丈夫かどうか、再度のご答弁をお願いいたします。 それから職業能力開発短期大学校の昇格の問題ですが、たいへん努力なさっているということで、力強く思うんですが、これからやらなければならないのは、もちろん用地の問題もあると思うんですが、やはりこれは市民が一致して、世論を盛り上げて、本当にこの大学が必要だと、地ならしするのも必要じゃないかと思うわけです。これからまたいろいろと政府のほうにもお願いしに行かなければならないのがあると思うんですが、もし今後の予定する行動がありましたら、ひとつ教えてください。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 お答えします。倉浜衛生施設組合最終処分場の水処理の件でございますが、県の排水基準ですけれども、これはBODで20グラム以下となっておりますが、これは倉浜衛生施設組合は10ミリグラムでございます。 それから県の基準では、SSが70ミリグラム以下となっていますが、これは10ミリグラムでございまして、PHが 6.5~ 8.5というのを 5.8でございまして、全部クリアしているということでございます。 それから南商会の構造はどうなっているかということで、ご心配でございますけれども、我々もそのへんは非常に心配をしておりますが、県が毎年2回~3回、水質調査、悪臭調査をして指導をしておりますので、これを信じる以外にないと、考えております。我々も県にそのへんの要請は、いつもしておりますけれども、できるだけ、それを多く調査し、検査していただいて、市民が安心して暮らせるように、我々もやっていく、こう考えております。 それからダイオキシンの件ですけれども、ダイオキシンの検査結果が出ておりますが、これは県内の業者では精密なものはできないということで、本土の業者に委託をしまして、調査しているようでございまして、どのへんで調査したかということについては、まだ聞いておりませんので、後で調べて報告もしたいと考えております。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 職業能力開発短期大学校は、いま申し上げておりますように、県との話し合いをもっておりまして、これから市としての、更に要請運動等を強化していかなければいけないというように思いますけれども、そういった中で、議員がおっしゃいますように、世論を喚起しながら、大きな力として誘致運動を展開するということも一つの方法としてあると思います。ただ今のところ、市と県の間でのいろんな話し合いをもっているところでありますから、今後、状況を見ながら、そういった方法等についても、考えていきたいというわけでありまして、今の段階は県と市の事務的な面の詰め、これが必要な時期であるというように考えているわけでございます。 ○瑞慶山良高議長 島袋善栄君。 ◆島袋善栄議員 職業能力開発短期大学校の昇格については、是非成功させるように、あらゆる方法を講じて頑張ってください。 それから民間施設のゴミの最終処分場の件ですが、到底それでは納得できないわけですね。と言いますのは、みなさんも見てご存じのとおり、民間の最終処分場の施設と公営の最終処分場の施設はあまりにも差がある。しかも、いまやっている民営の最終処分場は、ほとんどが軍からの排出してくるゴミなんです。どういうものをやっているのか、軍はどういうゴミを取り扱っているのか。民間以上に化学的なものを取り扱っていると思うんです、化学物質を、そういうところをこういうように、旧美里村時代につくったものだから、見ていて見ないふりするより仕方がないと言わんばかりの、行政としてこれは許されないと思うんです。 このダイオキシンの問題だって、本土の場合、あまりにも排出する濃度の高い所は、使用禁止までさせているんです、いま、だから民間施設のゴミ処分場も施設が整うまでは、使用するのか。これは言えると思うんです。なぜ、これが言えないのか。県がやっているから、私どもは見て見ないふりするよりほかに方法がないということでは、主体性があまりにもなさすぎる。やるべきことはやってもらわないと、市民の生命、財産というのが危なくなります。再度のご答弁をお願いします。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 ダイオキシンの件でございますけれども、ダイオキシンは施設内での検査結果でございまして、先程、後で申し上げるという答弁をしましたけれども、施設内での調査でございます。 それから民営の施設でございますが、これは安定型ということで、サンドイッチ方式による処理方式ということでやっております。民営の最終処分場につきましては、ご心配なさっておられるのは、我々もよく存じ上げております。これからも、県と一緒になって十分指導していきたいと考えております。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午前10時24分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時25分)
    瑞慶山良高議長 再開いたします。 以上で島袋善栄君の一般質問を終ります。次、江洲眞吉君。 ◆江洲眞吉議員 おはようございます。一般質問をさせていただきます。昨日の朝刊の琉球新報にホワイトビーチへの軍港統合の記事が掲載をされていました。その前の日、24日に県議、市幹部、私の3名でホワイトビーチへの軍港統合について、アメリカでの知事発言は本当か、本当でないか。秘書のデマ記事か、等々議論をしました。沖縄振興策およびフリーゾーンに関連しますので、記事の内容をご紹介させていただきます。 大田知事は、「SACOで返還が決定された11の施設のうち7つは県内移設を条件としており、移設先との関係で厳しい状況が生じている。移設先の住民の反発は強く、この問題を決着することは難しい。そこで、例えば20年前に返還が約束された那覇軍港をホワイトビーチに整理するとか、そういうことができれば、県民が非常に感謝するし、何かそのへんのいい方法はないだろうか。それができれば、沖縄県は那覇港を使用できるから大変助かる。」 キャンベル次官補佐代理は、「那覇軍港については米側は同港の返還促進も含めたSACO報道報告書全体に、コミットしているわけである。ホワイトビーチの話は、興味深い考えであるとは思うが、まずは日本政府に対し、直接話をされるべきであろう。いずれにせよ、適当な代替港があれば、那覇軍港は返還するというのが我々の原則的立場であり、基本的なコミットメントの内容である。」 大田知事、「那覇軍港の整理の内容については、仮に日本の中央政府が容認すれば、米国政府はこれを受け入れる用意はあるか」キャンベル次官補代理より、「いま初めて聞いた話であり、この場で即答し兼ねるのは当然であるが、米国政府としては、日本側の真摯で実行可能な提案はいつでもお伺いする用意がある」旨を述べたのに対し、「そういうことが本当にできるようならば、意義深く、あなたは沖縄にとって最良の友人となるであろう」と述べた、とありました。 大田知事はこの内容に対して、ホワイトビーチ移設を県が提起したと受け取れるのは心外、事実を伝えていない、とコメントをしているがしかし、大田、キャンベル会談ホワイトビーチ発言に関連部分で、大きく分けて、二つの問題点を私は感じます。 一つは、基地は中部へとの感を強く受けます。人権の問題、騒音の問題、戦闘機落下の問題、環境の問題等々、多くの基地被害を受けているのは、中部である。これ以上、中部に基地はいらないと、強く申し上げたい。 二つ目は、振興策は那覇市、浦添市という感じを強く受けます。県は那覇軍港等移設させ、那覇軍港跡地フリーゾーン経済特別区を推進しようと考えていた。具体的には、那覇空港近くのフリーゾーンを 100倍の 200ヘクタールへ拡大し、事業所が 200件、工業輸出価格が 3,232億円、雇用が 1万 4,500人になると構想を打ち立てていた。中部にも中城湾港という大型船が入港できる名港がある。1点目、市はこの構想を知っていましたか、お伺いをいたします。2点目、構想の感想をお伺いいたします。3点目、沖縄市の中城湾港へ誘致しようという考えはありましたか、お伺いいたします。4点目、県知事の下に設置されている規制緩和検討委員会、田中委員長が全県自由貿易地域フリーゾーン構想を打ち出しています。この全県フリーゾーン構想について、どう思いますか、お伺いをいたします。 嘉手納基地内の関税ゼロのフリーゾーン地域と考えています。これについてはどう思いますか、お伺いをいたします。 昨年、日本航空をはじめ12機の民間飛行機が嘉手納飛行場へ着陸をしていますが、着陸料をいただいておりません。いろいろ考えはあると思いますが、ある面ではフリーゾーン地域でるから、いただいてないと考えています。嘉手納飛行場の滑走路、2本のうち1本を国際空港に是非してほしいと、県、国へ強く申し上げるべきだと考えますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。 ゲート通り、現在空港通りから沖縄市の中城湾港をつなぐフリーゾーン道路の計画は必要だと考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。空と陸と海を結ぶ、市発展のためのフリーゾーン経済特別区の受け皿、条件整備等、研究をやるべきだと考えますが、やる気はありますか、ありませんか、お伺いいたします。 次に、こども未来館について、何点かお伺いをいたします。未来館の構想については、優秀な職員が付いて頑張っていることは評価します。問題は、何事もスタートが大事である。ボタンでもかけ違うと、最後まで狂ってしまうからである。基地所在市町村の懇話会の島田座長が沖縄市を訪問しておりますが、どういう内容のお話がありましたか、お伺いいたします。 次に国立、県立の事業主体に努力は最後までやるべきである。島田座長には多くの議員の要望ですと申し上げましたか、お伺いをいたします。 こどもの国には、財団法人沖縄こどもの国があり、同じ場所に財団法人こども未来館をつくるのは、おかしいと思います。これについては統合し、一つの財団法人にすべきだと考えますがいかがでしょうか、お伺いいたします。 切手の販売について、代表質問のときに取り上げましたけれども、もう一度取り上げていきたいと思っています。市民課の窓口で販売すべきだと考えていますがいかがでしょうか、お伺いいたします。 現況届けで多くの市民が市民課へ見えます。切手が地下1階で販売しているため、不便であるという声があります。特にお年寄りや身体障害者のみなさまにとっては、1階で対応できるようにしてほしいという声があります。現況届けのために市役所を訪れる市民の数を説明をしてください。現況届け以外に切手を必要とする書類にはどういう書類がありますか、説明をしてください。 給食センター前道路整備及び中部管工事前、周辺の道路整備について、給食センター前道路、コザゴルフレンジ、仲宗根商店前の工事が長くかかり過ぎるという市民の声があります。なぜ長引いているのか、お伺いいたします。いつ完了するのか、お伺いいたします。 管工事前の道路が狭く、危険だという声があります。通行人も多くなり、工事車両も多い、通行車両も多く、道路拡張の予定がありますか、お伺いをいたします。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。市長。 ◎新川秀清市長 まずフリーゾーンについてでありますが、現在ご案内のように、那覇市にフリーゾーンがあるわけでありますが、このフリーゾーンの規模、これだけではどうしようもないという県の考え方であります。そういうことで、今後どうしてもフリーゾーンを拡大していかなくてはいけないということ、これはいわゆる面的なことが一つであります。 それからもう一つは、フリーゾーンのあり方についてこれでいいのかということが提起をされているわけであります。大まかに申し上げて、この二つだと思うんでありますが、那覇港の移設によって、現在あるフリーゾーンを拡大をしていく、そして中身を充実していくという考え方も一つあるようでございますが、私が今まで伺っておりますところでは、もう一つ、本格的なフリーゾーンとして、これを実施していくのは、中城新港地区しかないんじゃないかということで、承っております。そういうようなことで、いまフリーゾーンについてはいろいろ議論もありますけれども、県としては中城湾新港地区を本格的なフリーゾーンとして位置づけて考えていきたいということを伺っておりまして、そういうようなことで、私どもは2市1町の開発推進協議会としても、フリーゾーンについては、今後、更に研究等も重ねていきたいということで、今年の事業の中にも先進地のフリーゾーン視察をしようということなども、いま協議会として進めているところでございます。 これは推進協議会ももちろんでありますが、市としても今後、更に充実、強化に向けての要請行動を更に継続していくべきであるというように考えているところであります。 それから、いま全県フリーゾーンということが出ておりまして、いろいろ県内経済界でも議論が出ておりますが、これはご案内のように、県としての考え方を検討する中で、東京サイドから全県むしろ、全県フリーゾーンにしたほうがいいんじゃないのかというような構想が出ているようでございまして、これは市としていまその中身について検討しているわけでございませんので、結論を申し上げるわけにまいりませんけれども、今後フリーゾーンのあり方については、いま申し上げましたように、更に市としても勉強し、検討していくべきだというように考えているわけでございます。 それから嘉手納空港の民間空港化についてでありますが、これは予てから議会でもいろいろご提言もございました。またいま都市形成構想の中でも、この位置づけもあるわけでございますけれども、民間空港化、あるいは1本の供用というようなことを含めて、その推進が必要であるという認識をもっております。 これについてもやはり嘉手納町、北谷町との連携がまた不可欠でありますから、そういうようなことで、今後連携を密にしながら、その推進に努めてまいりたいと考えております。 それと、これもご提案だと思いますけれども、今の県道20号線、これは拡幅する予定がございますけれども、これを嘉手納空港と新港地区、あるいは東部開発、泡瀬地区との連結をする幹線だというように思うのでありますけれども、これをフリーゾーン通りとしてはというご提案でございますが、これについても今後、更にフリーゾーンの問題とも併せまして検討させていただきたいと思います。 それから島田座長が先だってお見えになりました。座長は前々に市からの要請、それから島田懇談会の座長として、本市にお出でになられたわけでありますが、自らこどもの国をまだ見てないというようなこと、それから中の町地区についても、まだ十分見てなかったので、それを是非詳しく見ておきたいという思いがあられたようでございます。そういうようなことで、その日の午後からのフォローアップ委員会に参加する、出席をされる前の時間に市までお運びくださったわけであります。 こどもの国につきましては、現場のほうには私はご案内しておりませんが、いろいろこどもの国の今後の整備、それから未来館のことを含めて、島田懇談会の提言にございますように、本当に子供たちに夢の与えられるような施設をどうつくっていくかというようなことで、是非考えていってほしいというようなことが島田先生から出されたようでございます。特に座長として、当初から私たちの要請に大変関心を示されておられましたので、今回のそういったご視察になったのではないかというように考えておりまして、その中身等につきましても、これまでお答えしておりますように、今後更に検討を加えていく中で、そういった先生のご意見なども反映していくことができるのではないかというように考えているところでございます。 それからこども未来館とこどもの国の運営について、これも今議会の多くの議員の方々からご心配もいただいているところでございますが、いまこれからの調査に基づきまして、こども未来館の構想あるいは計画、それからこどもの国の整備等を含めて、基礎的な調査を行っていくわけでございますが、ただこども未来館の運営主体になります組織をどうするのかというようなことにつきましては、これは法人の設立というようなことしかないのではないかというように思っているわけでありますが、それとこどもの国の現在運営をしておりますところの法人との関係、これをどうしても整理が必要だというように考えております。そういうようなことで、現段階でこれをどうするというようなことは、まだ申し上げられませんけれども、いずれにいたしましても、こども未来館の運営主体、そして現在のこどもの国の整備拡充をして後も含めて、この運営主体をどうしていくのかというようなことも併せて、今後検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 おはようございます。給食センター前の道路の整備の件でございますが、現在、工事施工中でございまして、交通量の多い関係もございまして、片側通行して、現在、工事を進めているわけでございます。ですから多少、時間がかかって市民にはたいへん迷惑をかけておりますが、いましばらくご辛抱をお願いしたいと思います。 工事としては今年、平成9年度で約 500メートル、新垣病院の前から残り分については、平成9年度で工事は完了予定でございます。もう1点目の中部管工事組合の前の道路につきましては、議員のご指摘のように、最近は交通量も多くなっております。そういうことで、今度は道路整備計画等の見直しが必要になってきたということで、今後検討していきたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 切手の販売についてお答えいたします。切手の販売を市民課の窓口でできないかというご質問でございますけれども、郵便切手の販売につきましては、郵政省の許認可制になっておりまして、地方自治体が切手販売所になっているところは、現在のところないということでございます。しかし、互助会や共済会等は許可の範囲となっておりまして、沖縄市では職員厚生会がその許可を受けておりまして、厚生会の売店で切手の販売を行っているというのが現状でございます。 そうなりますと言うと、市民課の窓口で切手販売をするためには、郵政省の自動販売機を何とかできないかということで、これも調査しましたけれども、自動販売機の設置に関しましても、基準がありまして、大都市の郵便局が普通局よりも利用者が多く、需要の多い地区のみということで、沖縄県では2機しか設置されてないという状況でございまして、これも非常に無理があるということでございます。そういうことで、今のところ、市民課の窓口での切手販売は非常に難しいと、無理があるということでございます。 それからどれぐらいの切手販売の該当者がいるかということでございますが、現況届けに訪れる人数からしまして、概ね 1,200名の方々が訪れますので、そのうち庁内で切手を必要とする方々は 700名程度、購入されているだろうということでございます。 ○瑞慶山良高議長 江洲眞吉君。 ◆江洲眞吉議員 1点目の経済特別区フリーゾーンですけれども、やっぱり大田県知事も全県フリーゾーンをいま賛成して、経済の政策として高く掲げてやっていこうという考えで打ち出していますね。当初、私たちも相当、期待したんですけれども、国の官僚の考えが非常に厳しくてできないと、そうであれば、結局、いまある那覇空港のフリーゾーンを拡大する以外にないという方向でホワイトビーチに軍港を移して、ここを一大フリーゾーンの基地にしていきたいという考えに変ってきたんですよね。 私はこれを聞いていて、1点、非常に疑問に思ったのは、私たちの沖縄市にもすばらしい中城湾港という港があるし、また沖縄市の沖縄市新総合計画にも載っているんですよね、読んで見ましたら、勉強してやっていらっしゃるんですよ。これは第1次基本計画の25ページ、国際交流拠点都市の創造の中に、市街地内の活性化を図るため、ファッションタウンとミュージックタウンの都市づくりを推進する。その後にまた自由貿易地域の設定と併せた国際交流の拠点となる新市街地を建設するフリーポートタウンの形成を推進するとあるんですね。 こういう基本構想があるわけですから、県の考えが打ち出す段階、もしくは前後においてなぜ那覇軍港なのか、ということを市としてまた強く抗議、もしくは強く要請をやるべきじゃないかなあと思うんですね。これは20年も放置された所に、わずか2~3年のうちにやらないといけない振興策をそこにできるわけないんですよ。それを沖縄市の中城湾港であれば、可能なんですね。実際もう何十年前にできあがっているわけですから、それをちゃんと提出して、そういう方向で受け皿をきちんとありますよと、条件も整備してありますよと、道路もつくりますと、空港に向けて、ちゃんと構想もありますと、国際飛行場も考えておりますと、そういうことを明快に打ち出していけば、県は動くと思うんですね。 ところが今の状況を見ていると、大田県知事というのは、本当に沖縄市のことを、中部のことを分かっていらっしゃるのかと思うんですね。これだけ基地が沖縄市は多いじゃないですか、騒音から爆音から被害は全部、沖縄市ですよ。全部中部です。なぜ沖縄市に、こういう中部にすばらしい振興策がないんですか。何もないんですよ。こども未来館にしても同じですよ。それをもっと市当局側が強く申し上げないと県は動かないんです。島田座長も動かないんです。沖縄大使も動かないんです。それをもっと強く、強くなっていかないと、沖縄市は発展しませんよ。 そういう意味では沖縄市の今の置かれている状況というのは、産業が育ってない、20何年かのアメリカ施政権下の中で産業が育ててないんですよ。育てないという方針でアメリカはやってきているんですよ。もちろん、これは米軍の基地の従業員の確保、また基地の安定、そういうことを考えて産業を育てないわけですから、それに代わるものは、フリーゾーン以外にないと私は思っているんですね。それといち早く、これだけ 200件のみなさまの工場と 1万 4,500人の雇用と 3,532億円のこういう売り上げのできるような構想があるわけですから、なぜこれを沖縄市に来ないんですか、非常に疑問に思うんですね。那覇市とか、浦添市とか、そういう方向に振興策ががっちり固めておいて、目玉は那覇市、浦添市、こっちはホワイトビーチに持ってきたらどうなりますか、沖縄市は。何もないんじゃないんですか。そのへんについては、もっと市当局も関係のみなさんも強気で誘致、もしくは沖縄市にどうでしょうかということを強く申し上げておくべきだと思うんですよね。今からでも遅くはないですよ。まだまだ国の方針も決まっていませんから、もう一度、これについては那覇軍港では、私はこれはできないと思っております。またホワイトビーチ周辺の市町村がこれはまた許さないと思いますし、それをもう一度、強気になって、誘致ができないかどうか。また誘致をする意思があるかないか、もう一度お伺いします。 もう1点は全県フリーゾーン、これについても私たち沖縄市は、産業がないわけですから、全世界からの資本の投入、また産業、会社等の沖縄県への投入、市を含めてあると思いますけれども、これについても様々な研究をしながら、産業がないわけですから、雇用の場等、優良な企業であれば、誘致したほうがいいと思うんですね。そのへんを沖縄市は受け皿はあると思うんです。多くの外国人がいらっしゃるし、27カ国のみなさんもいらっしゃるわけですから、通訳から、また文化的な面から、沖縄市は取り入れられる受け皿はあると見ているんですよね。そういう意味でも全県的なフリーゾーンでもいいと思うんです。真剣に研究して、取り組む考えがあるべきだと思いますけれども、それはどうでしょうか、お考えがありますかどうか、確認します。 こども未来館ですけれども、これも今の振興策についても、原島沖縄大使と実はお会いしました。お会いしまして、今のフリーゾーンの問題においても、やはり沖縄市はフリーゾーンでいくべきじゃないかということを申し上げました。これについても、原島大使からは、検討をしたい、もしくは状況を報告したいというお話はありました。こども未来館も同じです。これにつきましても、基地所在市町村という一つの財布、そこから金が出るものですから、そういう関連で出すものですから、県立、国立も非常に難しいというお話をされていました。だけれども、基地所在市町村の振興策としては、沖縄市に何かやってあげたい、経済振興で何かやってあげたいというのが本音の心なんですよね。この心が逆に完成した後には非常に今のこどもの国みたいに難しくなっていくのでれば、これは本末転倒なんですよね。だから国立、もしくは県立としていただいて、沖縄市に負担がかからないように、何も不安がないように、最初からスタートから、そういう考えでやっていただきたいということを強く申し上げました。そういう意味でも、もう一度、市長に市民のみなさまにご負担をかけないというご答弁をいただきたいと思います。 切手の販売の件ですけれども、私もあるお年寄りと一緒に6階ですか、住宅の団地の申し込みに行って、入居の手続きをしながら、切手が必要になってきたんですよね。一緒に降りていって「切手はありませんか」と言ったら「地下1階で売っています」と言うものですから「じゃあ、私が買ってきましょう」と言ったんですが、この方は聞かないんですね。杖はついていても聞かない。「エレベーターはどうですか」と言ったら「いいえ、慣れてない」と言うんですね。結局「じゃあ、二人で行きましょう」と言って、地下1階まで降りて行きました。不便なんですよ。もう杖をついて歩くんですよ。私が言ってもまた聞かないんです、この方は。結局、買って来て、また上がっていく、この本人の辛さですね。本当に辛いという話もしておりました。 終った後にお年寄りのみなさん、近所のみなさん集まって、お話があった時に何とかこれを窓口、もしくは厚生会であれば、窓口の案内の方に委託でもいいと思います。委託していただいてもいいと思うんですね。そこで販売するとか、もしくは人にやさしい市というのであれば 200万円ぐらいの機械であれば購入して、市民やお年寄りが安心して暮らせる、市役所に来ても切手がちゃんと買えて、現況届けは大事なものですから、年金の現況届け、身体障害者年金の現況届け、これは数はもっとあるんじゃないですか、こんなものですから。年金を数えるともっとあると思いますよ。そういう方々が見えてくるわけですから、そのへんについてももう一度、お年寄りにやさしい、こういう政策、またこういう切手の自動販売機設置等も 200万円かかるのであれば、検討していただいて、購入してでも設置、配置すべきじゃないかと思います。2回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 フリーゾーンについてでございますが、確かに那覇軍港、そして現在あるフリーゾーンの拡充というようなことも一つあります。しかしながら、これを本格的なフリーゾーンとしてやっていくには、どうしても中城新港地区を重視しなければならないという考え方があります。これは県のほうもそういうような考え方で中城湾新港地区に位置づけをしているというようなことでありまして、ただそれと今回の全島フリーゾーン構想というものが出てまいりましたので、必ずしもそれが一致するものではないと思っておりますが、いずれにいたしましても、この中城湾地区にもその位置づけがなされておりますから、私は先程申し上げましたように、地元の推進協議会としても、これを是非今後、進めていきたいということでございます。 もちろん、それは市としても、これまでフリーゾーンの推進について、いろいろ調査等も行っておりますが、今後更に新港地区にフリーゾーンの誘致については、積極的に取り組んでまいりたいということでございます。 それから原島大使のご発言について触れておられましたが、原島大使も沖縄市の状況を視察をされております。それについてはこどもの国もありますし、それから泡瀬のいま開発を予定しております地区、それから中の町の再開発地区、こういった所を原島大使も視察をしていただいております。そういうようなことで、沖縄市に対する振興策をというようなことも出てまいったのではないかと思っておりますが、大使も沖縄市のこういった基地の状況などから、市の振興策についても、今後いろいろ話し合っていきたいということも、私どもも承っているところであります。 それから今後の誘致に向けましては、更にこういった外務省の出先、あるいは内閣の審議室、こういった所とも連絡を密にしながら、振興策についての推進を図ってまいりたいと考えておりますし、現在もまたそのように努力をいたしているところであります。 それからこども未来館についてでありますが、これは島田懇談会の先生方もおっしゃっておりますし、また提言の中にもあるわけでありますが、何か基地の所在する市町村につくったことによって、将来そこの市町村に負担をかけるようなことがあっては、これは島田懇談会のほうで取り上げていることとは違ってくる。ですから、つくって将来そこに負担をかけてはいけないという考え方を持っておられるわけです。 ですから沖縄市には、こども未来館をというようなことになりましたけれども、これは将来、子供たちにすばらしい夢を、そして沖縄の人材育成のために必要な施設ということで取り上げられているわけでありますが、そのことで沖縄市に負担がかかってくるのではないかというご心配でございますが、これもこれまでお答えしておりますように、私たちは是非、県との間で財政的、あるいは人的に市に負担がかからないように、これから調査などを基にしながら、明確にそのことを取り交わしていきたい。全県的な施設でございますから、そのことが沖縄市の財政を圧迫する、市民に負担をおかけするということがあってはいけないというように、私も考えはそのとおりでございます。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 切手の販売の件でございますけれども、先程もご説明申し上げましたように、市民課の窓口そのものが切手販売をするということは、非常に無理であるということを申し上げましたけれども、いま厚生会のほうで販売をしておりますので、庁内での販売方法につきまして、厚生会は総務部の担当でございますので、総務部と調整をしまして、どういう問題点があるか、どうしたらできるのか、そのへんについて調整をさせていただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 江洲眞吉君。 ◆江洲眞吉議員 香港が中国に返還されます。非常に香港もまず 100年ぐらいについては変らないんじゃないかという話がありますけれども、それに対して多くの人からの経済界の皆様から沖縄県のほうが非常に有望であると、香港型のフリーゾーン、またシンガポール型フリーゾーンと、日本においては沖縄県は地図から見ても端っこしかないんですけれども、アジアに来ると地図の中では真ん中にあるという方向で、非常に台湾等からも税制的な面の規制緩和がきちんとあれば、財源、人材等を含めて、投入していきたいという考えがいまあります。ということで、非常に沖縄県がフリーゾーン、経済特別区という方向で注目を浴びてきています。 それに私たちも研究し、またメリット、デメリット、様々あると思うんですけれども、研究しながら、沖縄県が 100年に1回、 200年に1回あるかないかの大変な経済政策だと思っています。それに失敗しないように、私たちの市としてもどうか頑張っていただきたいということを要望して終りたいと思います。 建設部長、道の件で1点だけ、いま管工事組合前の道がありますよね。側に具志堅宅があって、小さい里道だと思うんですけれども、高原団地につながるものがありますね。道はわずか3メートルぐらいしかないんです。これが交互通行になっているものですから、先月、外人の救急車が車のタイヤを外してしまって、片道落としてしまって、1時間~2時間ぐらいそこで立ち往生したんですよね。また同じアメリカの米軍の救急車を呼んで、両方で持ち上げて一生懸命やってもできなかった。それでこのへんについては、拡張する考えがあるのか。もしくは一方通行でいくのか。ちゃんと整備していかないと、ここは両方からぶつかっていって、お互いに喧嘩していくという状況があるものですから、これについては整備が必要だと思うんですけれでも、これだけ答弁いただいて終ります。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 ただいまお聞きして初めて、その道路は知っておりますが、これは市の認定道路じゃなくして、おっしゃるように、里道敷を団地ができた時にそこの通路として利用されていると思います。車1台がやっと通れるぐらいの狭い道路だと思います。これは市道には認定されておりません。そういうことで、今後もしそうであれば、地権者の問題もありますし、市道に認定するのであれば、そういうことも前提で検討してみたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 以上で江洲眞吉君の一般質問を終ります。休憩いたします。  休 憩 (午前11時03分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時12分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 普久原朝勇君。 ◆普久原朝勇議員 みなさん、こんにちは。今日は相当ボイコットをされまして、24名の参加者ということになっているわけですが、しかし私は誠意をもって一般質問をしてまいりたいと思っております。じゃあ訂正します。ボイコットでなくてみんなが少し遅れてきているような感じですので。 通告によりまして一般質問をさせていただきます。質問の要旨はいつものとおり簡単に申し上げますので、ご答弁については誠意をもってお答えいただくようによろしくお願いを申し上げたいと思います。 質問1.教育の機会均等と学力向上対策について、教育の基本方針であります知育、徳育、体育の調和の取れた人間の育成と児童生徒一人ひとりに合った学力向上を身につけることを目指し、具体的に実践目標を上げ、個人に応じた指導を目標にし、学習指導の工夫、改善に努め、一人ひとりの学力を伸ばす指導体制で児童生徒の学力向上の確立のために頑張っていらっしゃる教育委員会に対しまして敬意を表し、次の何点かについて質問をさせていただきます。 イ.施設等の整備について、一つ目に小中学校のプール未整備については、何校で学校名を教えてください。また整備する学校を年次的に教えていただきたいと思います。二つ目に室川小学校のクーラー整備計画と進捗状況については、どうなっていますか、教えていただきたいと思います。 ロ.小学校の専科担当制について、一つ目に沖縄市内の小学校で専科の教諭を配置した科目がありましたら、教えていただきたいと思います。またどういった科目か、教えていただきたいと思います。また小学校の体育の専科教諭は必要だと考えますが、教育委員会としてはどのように考えていらっしゃるか、教えてください。 二つ目に複数教諭で学習指導するチームティーチングの教員定数加配校と加配教諭教員数と学校名を教えてください。またチームティーチング導入による成果と必要性について教えてください。 ハ.泳力向上対策について、一つ目に児童生徒の泳力向上を目指した皆泳推進についての沖縄市の指導方針と目標がありましたら、教えてください。また沖縄市の皆泳推進報告書がありましたら、教えていただきたいと思います。 2.公害調査事業について、イ.公害調査分析と活用について、沖縄市は自然環境をよりよくし、住みよいまちづくりのために頑張っていらっしゃる環境衛生課のみなさん、ご苦労さんでございます。そこで何点か、お伺いさせていいただきます。1点目に公害調査事業として、沖縄市各地の水質検査を実施していますが、その調査結果をどのように分析し、活用していますか、教えてください。 ロ.廃棄物処理事業について、沖縄市の生活廃棄物処理事業の基本方針と構想について、教えてください。 ハ.最終処分場の雨水等の処理について、焼却炉から最終処分場へ搬入される灰、燃えかす等の検査は実施されていますか、教えてください。最終処分場の雨水等の処理方法と排水の川について、どこの川のほうに流しているか、教えてください。それから先程から各議員から出ておりますが、猛毒化学物質のダイオキシンの濃度調査はどういうようになっているか、教えてください。 3.第42回海邦国体、昭和62年の10周年について、第42回国民体育大会も県民が一致協力し、一丸となって努力した甲斐がありまして、天皇杯、皇后杯を獲得することができました。青少年にやればできるという力強い道標を与えた海邦国体であったと私は考えます。県外の選手団に対しても、沖縄は強し、そして沖縄県は広い所だというように県外のみなさんが沖縄県を認識したと思います。海邦国体も10周年になりますが、沖縄市として海邦国体はどのように評価していらっしゃるか、お伺いします。 イ.海邦国体10周年記念事業について、沖縄市が海邦国体はどのように評価していますか。また海邦国体10周年記念事業について、いかように考えておられるか、記念事業を行うお考えがあるか、お聞かせください。 ロ・海邦国体の沖縄市にもたらした有形、無形の遺産についてでございますが、新川市長、沖縄市の青少年と市民に夢と希望を与えた海邦国体の遺産として、沖縄市としてどのようなものが有形、あるいは無形があるか、具体的に教えてください。 4.97”スポーツレクリエーション祭について、第10回全国スポーツレクリエーション祭、「きらめくちゅらうみ、ふれあうげんき」をテーマに平成9年11月15日~18日の4日間開催されます。スポレクおきなわ97”について、沖縄市の取組みについて何点か、お伺いいたします。 イ.スポレクおきなわ97”の進捗状況について教えてください。 ロ.市内小中学校の取組みについては、どのようになっていますか。また市民へのPR、広報活動について、お聞かせください。 5.総合武道館新築について、総合武道館については、平成6年9月に私が市議会議員に当選して以来、一貫として総合武道館新築の要請をしてまいりました。幸いにも平成8年12月18日に新川市長から色よい答弁をいただき、その後、毎日が心躍る日々でございます。そこで、新川市長の答弁の中に今後、本市のスポーツ振興として、総合武道館の建設が必要であるというように認識をしている。そのことについては、第3次基本計画で必要性に位置づけ、整備計画を策定する、そこで今後の取り決めをさせていただきますとの答弁でございました。そこで第3次基本計画の実施初年度のほうも3カ月目に入っているだろうと思います。市として総合武道館を第3次基本計画への位置づけがどういうようになっていますか、また計画の進捗状況についてお伺いいたします。 6.越来中央線(仮称)測量調査についてでございますが、このほうについては、イ.越来中央線(仮称)測量調査のほうが予算が付きましたので、その仕様書の作成へ向けて、沖縄市はどのように実施する考えですか、お伺いいたします。ロ.センター45号線の延長については、どのように考えているか、お伺いいたします。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 教育長。 ◎當眞哲雄教育長 教育に関わるご質問がたくさんございますが、その中で特に小学校の専科教諭について、お答えいたしたいと思います。ご承知のように、小学校の教職員の配置基準は、沖縄県小中学校教員配当表に基づいて配置されます。一般的にはその学級にプラスアルファの教員が配置されるわけでございますが、そのアルファの部分がつまり、専科教員として位置づけをされるわけです。 そこで沖縄市としては、ご指摘の小学校における体育の専科教員のご質問もありましたけれども、沖縄市としては、体育も高学年で非常に厳しい面はあるわけでございますが、プラスアルファの枠からすると、沖縄市の小学校ではこのアルファの専科教員は、音楽と最も厳しい理科の専科をあてるべきじゃないかということで、沖縄市の小学校ではそのアルファの分、つまり学級数、プラスのアルファの教員数は、全て小学校では理科と音楽の専科教員として上げております。 市内で15校あるわけでございますが、理科専科教諭が13校、音楽が14校というようにいまなっておりますが、確かにご指摘のように、体育に関する指導の面でも厳しさはあるようでございますが、やはり市内では沖縄市の中では体育以上に、この2教科のほうが最も専科を配置すべきじゃないかと、こういう立場からこのように配置をしてございます。 それから海邦国体の10周年を記念して、特に教育委員会として行事は計画はしておりません。ただしかし、現在計画されておりますところの海邦国体記念スポーツカーニバル、それから各種競技団体の主催する海邦国体記念行事については、市の教育委員会としても積極的に協力をして、海邦国体の記念事業を盛り上げていくとう姿勢で頑張っております。特に行事の計画はありません。あとは部長から細かくお答えさせたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 順序が前後するかと思いますが、ご了承のほど願いたいと思います。まず市内小中学校のプールの設置校関係でお尋ねのようでございますが、いま中学校では宮里中学校以外は一応設置されております。ただし平成9年度で沖縄東中学校のプールは予定されているということでございます。 それから小学校におきましては、越来小学校以外の小学校については、設置してございます。それと同時に年次的に計画はどうかということでございますが、私たちは平成9年から14年あたりの教育委員会独自の計画というのを立ててございます。そのあたりは第3次基本計画との整合性との問題もあろうかと思うんですが、一応私たち教育委員会の目処として、宮里中学校は平成12年度あたりで予定を入れてございます。更に宮里中学校の場合は、運動場の入口との関わり、配置との問題等々でそういうような考え方があるということでございます。 それから越来小学校でございますが、これは非常に校地が狭隘でございますので、どうしても体育館と同時に、つまりコザ中学校方式みたいな、体育館の上に設置してはどうかと、そういうような考え方がございます。そういうことを含めて、体育館の耐力度の調査等々がございますので、平成11年あたりはどうかと、そういうように考えているわけです。 それから室川小学校のクーラーについての進捗状況をお尋ねでございますが、これは前にも確かご質問があったかと覚えております。そういうことで、第3次基本計画の中では、改造として平成11年あたりはどうかというような考え方をもっております。ただし、去る平成9年4月23日に実は防衛庁の担当の職員が二人見えて、一応室川小学校の校舎の視察をしております。目視の段階でございますが、一応感想としては、改造の基準というのがだいたい15年持つか持たないかで、決めるわけなんですが、持たないのではないかなあと、要するに今からやると15年持たないと、改造の防音工事の条件に満たないんじゃないかということになるわけなんですが、そこで今度は改築との問題の絡みが出てくるわけなんです。 私たちは試算によりますと、改築では約15億円ぐらいかかります。これは防音併行と文部省の改築を含めてやりますと15億円ぐらいですね。改造だけでも 7億 2,600万円ぐらいかかるんです。改造だけです。私はいま申し上げたのは、平成11年の改造の話なんですが、そのあたりは担当の発言等々によりますと、そのあたりの整合性と言いますか、考え方もちょっとまとめる必要がありはしないかということなんです。 改造でやって、途中で傷みがくると、改築にもっていけばよかったんじゃないかという思いも出てくる可能性もあるわけなんで、そのあたりの整合性はどうしても図っていく必要があろうということで、今後、検討する必要があるかと思います。それと同時に前に別個のパッケージのクーラーだけの設置の話等々もありましたんですが、これもキュービクルあたりの設置等々も考えますと、約 3,500万円ぐらいかかるわけなんです。そうすると一般財源を 3,500万円を出すとなると、そのあたりもやはり考え問題だなあということで、前々から申し上げているわけなんですが、そのあたりも含めて、もう一度検討、見直しをやっていきたいなあと思っているわけでございます。 それから海邦国体後の沖縄市にもたらした有形、無形の遺産についてということでございますが、教育委員会の立場としてのお答えをしたいと思います。まず有形的なものについては、やはり競技施設の整備ができたということで、例えば県運動公園の整備新設ができたということ、更に各競技場の新設等が県の運動公園にできております。更に市の総合運動公園内に各競技場施設の改修が行われたということと、それから備品の整備、競技式典にかかる小中学校の楽器の整備がなされた。これは普久原議員もよくご存知だと思います。 更に無形的なものを申し上げますと、幼稚園、それから小学校、中学校の集団演技の参加、これはやればできるという自信とスポーツに対する理解の意識の高揚が図られたんじゃないかと思うわけなんです。更に市民のスポーツへの関心と意識の高揚が図られたと、それからスポーツを通しての人的交流、総合連帯感の充実等々が無形的なものじゃないかと思うわけです。 それから次に総合武道館の建設でございますが、これも市長からいろいろお答えされているようでございます。そういうことで、第3次基本計画の中では、総合運動場全体の改修、整備計画も策定していきたいなあと思っておりますし、その中でスポーツ振興審議会の諮問、更に先進地の調査、振興審議会の答申を踏まえて計画策定をしていきたいと思っているわけでございます。 それからスポレク祭についての市内小中学校の取り組みについてでございますが、このことにつきましては、去る平成9年6月13日の沖縄市の実行委員会の第2回総会をもって、予算等が成立してございます。そういうことで、いま鋭意努力している最中でございます。特に学校関係では、安慶田中学校あたりが推薦されて、第1部の式典の中で、選手入場の演奏等がございますし、更に開会式の2部のアトラクションの中で、コザ中学校と安慶田中学校が創作ダンスを演じられるようなことも考えております。更に前にもお答えしてございますが、公立幼稚園、私立幼稚園等の集団演技のそういったものも出る予定がございます。 それから泳力の問題ですが、泳力向上対策についてでございますが、本市の小学校、中学校のプールを要する小学校13校、これは3年生から6年生の調査結果におきまして、25メートル以上泳げる生徒が49パーセントございます。中学校ではプールを要する学校の6校の1年から3年生を調査した結果、25メートル以上泳げる生徒は69パーセントございます。県の平均が小学校で25メートル泳げる児童が49パーセント、中学校では25メートル以上泳げる生徒は63パーセントで、ほぼ県の平均と変らないです。 ただ大分県あたりは、平均85パーセントだというお話もあるようでございます。今後、やはり水泳実技講習会の開催等、更にそのあたりも強化して、この泳力向上対策については、鋭意努力していきたいなあと思っております。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 教育長。 ◎當眞哲雄教育長 1点だけ答弁が抜けておりますので、実は専科教員の中で、チームティーチングの加配教員の件でございますが、要旨にございませんでしたので、資料をいま持ち合せてないんですけれども、隣りの具志川市が今年で小学校全校にチームティーチングの配置が実現しました。私たちも学校の整備をしながら、できるだけ全小学校、中学校のチームティーチングの加配を進めていきたいとこのように考えて進めているわけですが、実数はいま調べていますので、出てくると思いますが、この成果については、ご承知のように、いま授業改善の中で、わかる授業、参加する授業と、チームティーチングを含めて、授業改善の中で、どのようにわかる授業を進めていくか、更に子供が喜んで参加し、また明日も頑張ろうという雰囲気を授業の中でつくり上げるという努力をしてきているわけでございますが、この成果としては平成元年と平成7年の達成度テストを見ると、5ポイントから7ポイントぐらいの成績の向上が見られます。 問題は、標準学力テストの成果がまだ目標の40点に達してないということで、達成度テストではかなりの成果が上がったが、全体としての力は向上がいま一歩ということで、このへんにいま力を入れて、特にチームティーチングを中心に授業改善を進めていくというようにいま考えて進めているところであります。追ってこの資料を市内のどの中学校、どの小学校にチームティーチング加配が配せられているかは、後でお上げしたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 海邦国体に対する評価はどうかということでございますが、先程のお答えと重なるところもあるかと思うんですが、まず一つはやはり有形ということで申し上げますならば、これは何と申しましても、施設があれだけできたということでありますし、これがいま市民、県民の中で大変な活用がなされているということで、これは本市にとっての大きな財産ができたわけでありますから、まず有形という面では先程、部長からご答弁申し上げておりますことと、この施設の整備充実があるということだと思います。 それからもう一つは、やはり無形ということでおっしゃっているわけでありますが、一つは集団演技に参加をした多くのみなさん方、これは児童生徒も含めてでありますがそういう方、それから民泊をとおして交流をすることのできた多くの絆があると思います。更にボランティアとして影でこの大会を支えてくださった女性のみなさん方や老人クラブの方々、こういったみなさん方の大きな力があったということ、それから海邦国体後の沖縄の青少年をはじめ競技力の向上というものが出てきたというように考えておりまして、そういった有形、無形の多くの成果が海邦国体を通して出てきた。またその後、大きな力になっていると考えているところでございます。 それからスポーツ振興につきまして、これは前にお答えをしているとおりでございますが、いま教育部長から答弁申し上げておりますように、今後、第3次振興計画の中でそれを位置づけをし、更に取り組みをしていきたいということでございます。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 公害調査事業についてお答えいたします。公害調査分析の活用についてでございますけれども、水質と大気につきましては、県の業務で毎年定期的に調査をして公表されております。市といたしましても、独自で水質調査を行い、行政の基礎資料として活用しております。その水質調査でございますが、27ポイント調査をしております。 それから2番目の廃棄物処理事業でございますけれども、基本方針ということでございますが、沖縄市の生活廃棄物処理事業の基本方針と構想ということで、平成6年9月に沖縄市廃棄物処理事業対策協議会から廃棄物処理事業の推進および施策のあり方等を調査、研究、審議した結果について報告され、この報告書を基にしまして、一般廃棄物処理基本計画がつくられてきております。その計画の中で推進の基本的方法ということで5つございますけれども、1つめに環境配慮を常識として定着させる。2番目に製品選択、発生抑制、ゴミの減量、リサイクルを徹底的に進める。3番目に行政サービスとして、リサイクルの仕組みを提供する。4番目に市民、事業者の意識を変える。5番目に経済的手法を導入するということの方向でいま廃棄物処理事業を進めている次第でございます。 それから最終処分場の雨水の処理状況についてでございますけれども、先程も島袋議員にもお答えしましたように、県の基準をクリアしているということで、放流水質がBODが10ミリグラム以下になっております。SSが10ミリグラム以下、それからPHが 5.8ということで、県の水準をクリアしているということでございます。 それからダイオキシンについてもお尋ねでございますけれども、これは先程もお答えしましたように、施設内での調査でありまして、県内ではその分析をする会社がないということで、中部地区をまとめまして、本土の企業にお願いしているという状況でございます。 それから倉浜衛生施設組合の水処理の件でございますが、処理方式といたしまして、接触曝気式生物処理と加えて、凝集沈殿、それに砂ろ過、それから活性炭吸着ということで、この段階を踏んで川に放流されるという方式を取っておりまして、この中で水の処理方式では砂ろ過、それから活性炭吸着というのは、倉浜衛生施設組合のほうが多く処理をしていると、そういう施設をしているということでございますので、そのようにご理解いただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 教育長。 ◎當眞哲雄教育長 先程のチームティーチング加配校は、小学校が9校、中学校は7校加配教員を得ておりますが、先程申し上げましたように、隣りの具志川市は小学校全校配置とお答えしましたけれども私たちもその方向でいま県に話し合いをしているところでございます。近い将来、私たちも中学校全校、中学校は一つ残っておりますが、この1校については、チームティーチング加配じゃなくて、ほかの面で加配にもらっていると、生徒指導関係でチームティーチングの代わりに生徒指導で2人をもらっていると、それからしますと、市内の中学校全校にチームティーチングもしくは生徒指導の加配教員をもらったことになるわけです。小学校は9校ということでございます。 先程、プールの未設置の学校名の中で、美里小学校のプールが抜けておりました。これも併せて平成12年あたりに計画されると、美里の場合にはプールだけじゃなしに体育館、それから幼稚園を含めて、複合の計画をいましているようでございますが、先程の未整備の中から美里小学校が抜けておりました。お詫びを申し上げて訂正したいと思います。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 スポレク関係のPR、広報等はどうなっているかということでございますが、ちょっと抜けておりましたので申し上げたいと思います。まず今までに広告塔の設置をしてございます。まず1点目にライカム交差点、それからコザ運動公園の入口、それから知花の交差点あたり、広告塔を設置してございます。更に県スポレクポスターも既に3回目のポスターが出ておりますし、これは市内官公の公的な機関と団体への配布をしてございます。それから市内各種団体のイベントにおけるパンフレット等配布もしてございます。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 越来中央線(仮称)測量調査についてお答えいたします。まずルートについての方針、考え方ということでございますが、私どもはこのルートにつきましては、経済性、それから交通容量の処理の問題、それから土地利用等を勘案した総合的な見地から決定していきたいと思っております。 更に2点目のセンター45号線の延長の件でございますが、これも同じようにそのルートの中の延長上のことも含めて、ルートを先程申し上げました見地から検討して45号線についてもそのような方向で検討していきたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 普久原朝勇君。 ◆普久原朝勇議員 泳力調査について、再度お伺いしたいと思うんですが、泳力調査を行っている大分県と比較しますと、小、中学校のいずれの分野においても劣っているということは、先程、教育長からもありましたように、特に昨年度の県内小中学校の4年生では、25メートル以上泳げるのが男女平均して44パーセントと、沖縄市が63パーセントということですが、大分県と比較すると、21ポイントの差が出ているというようなことですが、先程、皆泳推進事業を主施策に位置づけて、これを目指した指導として、まず先程、加配校のチームティーチングにおいては、音楽と理科というようにおっしゃっているわけなんですが、県教育庁の児童生徒の泳力向上を目指した皆泳推進事業の一環としては、まず皆泳推進としては、現在、小学校4年生を対象に水泳実技指導者を派遣し、教師とチームティーチングを実施して行うことというように県のほうが1988年度から行いながら、2002年に向けてやっているわけなんですが、沖縄市のほうとしては、体育のほうにおいては、そういったチームティーチングのほうは考えてないということなんですが、県の教育方針と沖縄市の教育方針が違うのかどうか、そのへんを含めてお願いしたいと思いますし、また保健体育審議会の中間まとめのほうにもスポーツ健康推進会議の中で、生徒たちの競技力向上においての指針というようにあるわけなんですが、そのへんも含めて、実際にプールのある小学校とプールのない学校が平均して、いま63パーセントでということになりますと、プールのない学校もそのレベルに達しているのかどうか、そのへんをひとつまた教えてもらいたいと思います。 それから公害調査事業でございますが、特に公害関係においては、県の基準に達しているので大丈夫だというようなお考えのようでございますが、特に洗剤とか、あるいはプラスチックの溶けたもの、農薬、こういうようなものが調査しているポイントのほうに流れ込んできてないのかどうか。いまみなさんの調査結果を見てみますと、そういったものがほとんど検査をされてない。特にダイオキシンについては、県内の検査機関のほうでは検査ができないということですので、これについては非常に世界的に危惧されているようなことでございますので、これについては予算をかけて検査をさせていただきたいと要望にしておきたいと思います。 海邦国体について、市長のほうからもありましたけれども、特に記念事業といたしまして、いま各市町村のほうではいろんな行事を市長杯という形で行っているところがあるわけなんですね。要するに沖縄市の場合にはそういうようなものが行われてないような感じがするわけなんですが、今後、是非スポーツ振興のためにやっていただきたいと。 有形においては、中学校の吹奏学部のほうに相当、楽器を買ったわけなんですが、国体後の2~3年は金賞、銀賞、ほとんど沖縄市の中学校がもらっていたわけなんですが、その後あんまり新聞を見たことがないんですが、今も沖縄市内で3校以上の金賞を出しているかどうか。もしそういったのがずっと続いているんだったら教えていただきたいと思いますし、もう10年もなりますので、楽器が相当傷んでいるだろうと思います。その楽器の補充を今度のスポレクと併せて、整備していただきたいと思うんですが、海邦国体の場合に中学校が約 7,000万円余りの楽器を買いましたし、小学校が 1,700万円余りだったと思うんですが、そういうように整備をしています。これはせっかく47年に1回しか回ってこない大会ですので、こういった時に整備しないと、ほとんど整備する機会がないだろうと思いますので、是非もし中学校のそういった楽器等が故障したり、使えないものがあるんだったら、その補充方、お願いしたいんですが、できるかどうか、ひとつご答弁をお願いしたいと思います。 海邦国体の場合に、約 7億円以上の予算をかけてこれだけやってきたわけですが、そういったところの青少年の健全育成のためには、こういったものは安いものだというように思いますので、是非整備をしていただきたいと思います。 総合武道館についてでございますが、新川市長、是非このほうについては、第3次基本計画の中に折り込んでいただきたいと。先程、どうも教育委員会の答弁と市長の答弁が前から別のようなサイドからくるんですね。現在の体育館を改修するときに考えましょうというのが教育委員会の考え方で、市のトップである市長のほうは第3次振計のほうに折り込んでいくということなんですが、そのへんの調整をひとつやっていただきたいというように思います。 特に沖縄市の歴代市長が3期以上当選する方々は、ほとんどこういうようなスポーツ施設をぴしっとやった方がやりますので、今度総合体育館を整備すれば、新川市長はまた3期大丈夫だというように考えていますので、これを一つのテーマとして進めるというようにやれば、大丈夫だと思うんですが、その決意のほどをひとつまたよろしくお願いしたいと思います。 それから越来中央線(仮称)測量調査でございますが、これについては予算要求の段階からこれについては、交通性、経済性というものは、検討をして予算を獲得したんじゃないかと思うんですが、予算をもらってから、こういったものをまだそのルートを決めるというような考え方については、ちょっと理解に苦しんでいるわけなんですが、そのへんを含めて、特にコリンザとの関わり合い、あるいは市の文化の殿堂であります市民会館がちょうど公園のほうにあるし、45号線と直結しているというようなことからしますと、是非45号線の延長を主ポイントにおいてやっていただきたいと、またこれについては、後で地域の方々ともひとつコンタクトをとっていただきたいと、今回はお願いをしておきます。次、9月の段階まで、出てこないとまたやりたいと思いますので、ひとつお願いしたいと思います。2回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後0時03分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後2時00分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 午前に引き続き一般質問の答弁から入ります。答弁を求めます。休憩いたします。  休 憩 (午後2時01分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後2時02分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 普久原議員のご質問に対し答弁いたしたいと思います。まず1点目に昭和62年の国体時に本楽器の楽器類等々の購入をしたわけなんですが、 8,400万円ぐらいで、これは確か起債でやった覚えがございます。当時の担当者が普久原議員だったということも覚えているわけなんですが、そういうことで、小中学校を併せて、通常私たちは予算の中で 150万円余の予算を音楽の備品の修繕のために計上しております。ですから通常、細かいものについては、それからいま修理をさせているところでございます。 ただ楽器類につきましては、やはり大きな補修となりますと、かなりの高額な金額を要しますので、それはその都度、補正の中で対処していきたいと、そのように思っております。 それから総合武道館について、市長の答弁とそれから教育委員会の答弁が違うんじゃないかというお話のようでございますが、再度ご説明申し上げたいと思います。私たち教育委員会の考え方はこういうことなんです。総合武道館の建設につきましては、これはもう前々にもお答えしたわけなんですが、武道館を単独で建設するというよりも、現在の体育館を全面改築に合せて、複合体育館の整備の中に含めて、武道館をつくりたいというのが我々の考え方なんです。ですから、今先もご説明申し上げましたように、第3次基本計画の中に修繕も含めてなんですが、総合運動場の施設改修整備計画等を策定して、平成9年から11年にかけてスポーツ審議会の諮問と更に先進地の調査をしたいということと、更に平成12年にはスポーツ振興審議会より答申を踏まえて計画を策定したいということでお答えしたわけなんです。ですから市長のご答弁は、総合武道館に限定しての話でございましたので、決して食い違いはないんじゃないかとそういうように思っているわけでございます。 それから皆泳推進事業についてでございますが、今先もお答えしましたように、水泳の実技講習等については答弁したとおりでございますが、私たちはいま平成9年度の計画ではコザ小学校、それから高原小学校、これは皆泳推進事業の一環として2校を指定してございます。更に体育実技協力者事業ということで、島袋小学校を指定して、この3校を推進事業の中でやっていきたいということでございます。 皆泳推進事業につきましての基本的な考えでございますが、沖縄県は温暖地で四方を海に囲まれて、地理的な条件から水泳または海水浴に親しむ期間が非常に長いです。そういうことで、水泳を本県の特色として強化する必要があるんじゃなかろうかということと、更に水泳は生涯をとおして親しむことができるスポーツでもあります。また体力向上を図るのに適したスポーツであり、児童生徒の体力の課題である全身持久力や筋力、心臓機能等を高める上で非常に適切なスポーツであると、そういうような考えでございます。 そういうことで、私たちもこの事業は進めていきたいと思っておりますし、今先、県の方針とそれから沖縄市との方針は違うんじゃないかというお話もあったわけなんですが、これは皆泳事業と体育の専科の配置との関わりの中で、県の教育主要施策の中にもあります。皆泳事業につきましては、各学校の実態に応じ、学校体育実技指導者を派遣する、そういうことでやっていきたいというように県の施策の中にもあります。 そういうことで、チームティーチング加配との関わりでございますが、通常チームティーチング加配は、協力教授の形態を言うわけなんですが、ここで言う皆泳推進関係の事業につきましては、ここで言うチームティーチングというのは、例えばコザ小学校だとか、高原小学校だとか、島袋小学校の指導方針があるわけなんですが、これはこういうことなんです。指導協力者と連携を図り、指導については担任と指導協力者の役割分担を行って、チームティーチングによって指導の充実を図るということですね。通常、我々がチームティーチング加配の話とはちょっと意味が違うと思います。そういうことで、こちらで言うチームティーチング、一緒に協力者というのは、学校体育実技指導者のことを指しているわけなんです。そのことについては、いまコザ小学校、高原小学校につきましては、1時間 4,000円の全時間分を支弁するということで、私たちの計画の中にそういう実技指導者を派遣して、事業を進めていこうということでございます。 それからいま県の教育方針と沖縄市の教育方針等々の違いについて、少しふれたわけなんですが、私たち教育委員会の教育施策を立てる場合は、やはり県の施策との整合性を取りながら、いま皆泳事業以外にも全体的に言えることだと思いますが、そういうことを踏まえて、私たちは図りながら策定をしているということでございますので、そのあたりは理解願いたいと思っております。 それからプールの設置されている学校と、それから設置されていない学校との泳力のお話があったわけなんですが、実は手元にちょっとデータがございますので、お話しておきたいと思います。実はこれは平成7年度に実態調査したものなんですが、プールを保有していない学校と保有している学校との比較でございます。具体的に申し上げますと、例えばプールを保有していない学校、これは中学校の話です。クロールですね、泳ぐ種類としては。泳げない子供たちが 61.86パーセントいるということです。泳げる子が 38.13パーセント。 今度はプールを保有している学校、これは東中学校はちょっと除きますが、平成7年度なんですが、泳げないパーセンテージが 29.79パーセント、それから泳げるのが 70.20パーセントということで、だいたい比べてみますと、そのあたりは確かにハンディは出ているなあと考察するわけなんです。そういうことで、今後このことについては、十分に力を入れていきたいなあと、そのように思っているわけでございます。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 教育長。 ◎當眞哲雄教育長 音楽関係で一つだけ抜けておりますので、付け加えてご答弁申し上げます。先程のご質問の中で、これまで金賞、銀賞があったけれども、それが全くないのじゃないのかというようなご指摘でございますが、これは現在、小学校で室川小学校と宮里小学校が金賞をもらっておりまして、県代表で九州あるいは全国に出ております。そういうこともありまして、ざっと計算しまして派遣費だけで 300万円ぐらい要しております。去年、一昨年あたりまで美東中学校が同じく優勝して、九州、全国に沖縄代表として行っているわけでございますが、このことについては非常に難しい問題で、人事異動との絡みがありまして、我々も非常に苦労していて、学校として、小学校もそうでございますが、中学校も音楽の先生を採用する時に、あるいは受け入れる時に、吹奏楽の堪能な教員を配してもらいたいと、こういうような学校からの要望が強いわけでございますが、これを引っさげて人事交渉をするわけですが、学校音楽の中で吹奏楽が全てじゃないわけですから、やはり吹奏楽の堪能な先生というのがそんなにはいないと、こういうこともありまして、例えば美東中学校を例にしますと、その先生が異動してしまうと、吹奏楽がいくらか落ちてくると、いま出てないわけじゃないんですが、かなり東中学校、美東中学校ともに力を入れて練習はしているわけですが、この先生が異動していく異動先ではまたその学校はやはり九州制覇をするとか、そういう結果が出ていて、人事上の問題がありまして、結果としてそういう状態なんですけれども、決して部活で小学校、中学校ともに音楽活動をおろそかにしているわけではございません。このことについては、直接、人事異動との関連があることをご理解いただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 普久原朝勇君。 ◆普久原朝勇議員 いま話を聞きまして、よく分かりつつあるわけなんですが、特に総合体育館については、今までいつやるという具体的なものがなかったんですが、今日、平成9年~10年にかけてスポーツ審議委員会にかけて進めていくという目処がついたことに対しては喜んでいるんですが、是非早めに諮問をしていただきたいとこういうようにお願いをしたいと思います。 それから室川小学校についてなんですが、これは先程聞きますと、私の理解度がないのか、さっぱり分からないんですけど、まず改造すると 7億円ぐらいかかると、そして全面改築をすると15億円かかると、そして耐力度調査をしたら15年は持ちそうでないので、今の段階では改築も無理じゃないかなあというような話を聞いたような感じがするんですけど、そうなりますと、じゃあ改築も当分はやりませんよ、全面改築も当分はやりませんよと、15年は持たないので、いつかは改築をやらないといけない時期がきたらやりましょうというようなことですが、そのへんがよく飲み込んでないんですけどね。ちょっと飲み込めるような説明をしていただきたいと思うんですが、そのへんひとつよろしくお願いしたいと思います 泳力についても、61パーセントも泳げないということになりますと、たいへん悲しい状態だというように私は考えるわけなんですが、そういったものからしても、早めにプールを全校に設置するようにやってもらいたいと思います。 それからプールの指導をする時に、例えば色が黒くなるとか、水の中に入らないで指導をするというようなことも、たまたまあるというように聞いているわけなんですが、そういったのを考えると、いま屋内体育館というのができていますし、プールの上のほうにテントを張って、日焼けを防止するとか、そういったものをいま考えられていると思うんですが、教育長、どんなものですかね。そういったものについて。これは指導者がそういうようにやると、必ずしも問題点が出てくると思うんですが、そのへんを含めてお願いしたいと思います。 それから最近の英語で書く横文字、これについて、ティームティーチング、これもチームのつもりなのか。それから文部省のほうから保健体育審議会のほうから出ておりますのは、薬物乱用で専門チームと、ティームとチームと、同じ文部省でもこういうように2つ使っているんですが、このへんどういうようなものに対してはこれを使うというようなきまりがあるのかどうか、我々はちょっと知らないんですけど、教えていただきたいと思います。 教員の定数加配校について、小学校が9校、中学校が7校で1校は生徒指導を含めて8名ということなんですが、中学校の場合には生徒指導の場合には、加配になっているだろうと思うんですが、この7中学校も生徒指導を含めての加配なのか、そのへん純粋な教科だけの加配なのか、生徒指導を含めての加配なのか、そのへん教えていただきたいと思います。以上、お願いいたします。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 まず初めにTT方式について、ちょっとご説明入れておきたいと思います。昨今はどうも外国語が混じり過ぎてなかなか分からない部分があるわけなんですが、本によりますと、ティームティーチングは、複数の教師がチームを構成して授業を行う方法の総称、つまり協力授業または協力指導とも言われて、通常TTまたはTT方式というように言われているわけなんです。これがTTの解説なんですが、そういうことでご理解していただければいいと思うわけなんです。 チームだとかティームだとか、普通これは発音の問題だと思います。 それから室川小学校の件でございますが、今先もご説明申し上げたんですが、実は前の議会でもお話した覚えがあるわけなんですが、いま私たち第3次基本計画の中では平成11年に改造しますよということの位置づけは考えております。ところが方法としてこういうことが考えられるわけなんです。 まず全面的に改築する方法があります。これが改築する場合には、これは文部改築でやります。そして防衛庁で併行防音ということで防音工事をやります。ですから通常文部省のものと、防衛庁のものを併せて改築をするということになります。これは一つの事業としてやります。これが15億円余りかかりますよということなんです。要するに全面改築だというように考えられていいと思います。 それで防音改築というのは、 7億 2,600万円のお話をしたわけなんですが、現在ある校舎を改造するわけんなんですよ、要するに。防音のための改造、冷房をするための改造をするために要する費用が 7億 2,600万円かかりますよと、改築ではないですよ、改造です。全然種類が違います。これはだいたい 100パーセント防衛庁の補助ですが、でもやはり 100パーセントと申しましても、一般財源等々については持たなくてはならない部分もあります。 もう一つは、それと関わりなく現在の建物にだいたい1教室5トンぐらいを想定しておりますが、これは20教室ですから、それと同時にキュービクル、要するに変電所も必要なんです。電気の需要のために、多く使うわけですからそれなりの変更が必要なってきます。これが 3,500万円かかりますよという意味なんです。 そこで私が4月23日に防衛庁の2人の担当の方がお見えになっていましたよということは、現に小学校を視察しております。その中で目視、目で見る、通常、耐力度調査をするためには、いろいろな方法があろうかと思いますが、非常に単純な言い方なんですけど、目で見た段階での感想では、改造の基準となる15年以上はもたないのではないかという、そういうお話があったわけなんです。ですからいまおっしゃるとおり、私が申し上げているのは、方法としては改築があり、改造があり、また単独で冷房をつける方法はありますよということなんですが、そういうことを総体的に考えましたら、待って改築をしたほうがいいのか、一部分改造だけにとらえていいのか、ただ冷房だけ入れていいのかということで、検討する必要がありますよということで、今先申し上げたわけなんです。ですから実質的にはどうすればいいのか、そのあたりはやはり非常に検討を要するんじゃないか、莫大なお金を使うわけですから、そういう意味で申し上げたわけなんです。 それから加配についてでございますが、まず教職員の人員を配置する場合は、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律というのがございます。それによって学級編成とか、教職員の定数の標準を示すいくらからいくらという計算の方法があるわけなんですが、まず初めにこれは沖縄県全体、総体的に数値を出して需要を計算するようです。それに基づいて沖縄県は県の小中学校の教員配置表をつくるわけなんです。それに伴って、各市町村に教員の配置が決まってくるわけなんですが、そこで基準なんです。基準は学級編成表という基準があります。 例えば一例を上げますと、いま小中学校は40人学級でございます。例えば10学級の場合でしたら 361人から 400人の枠内では10学級編成できますよということなんです。じゃあ10学級の場合に教員が何名必要なんでしょうかというのは、例えば小学校の場合は13人です。校長、教頭を含めて。ですから、10学級に対して13名ですから、校長、教頭を含めて12名になりますので、あとの1名は何かというと、これが通常で言う専科の割り振りになるわけですよ。その1名は例えば音楽に充てようが、理科に充てようが、それは学校長のさい配によって需要を満たしていくという方法なんです。中学校の場合は同じように、10学級の場合でしたら18名の職員が配置されると。 今先のご質問の中に生徒指導の話がありましたんですが、生徒指導の担当は、今の基準に18学級以上になった場合は1名プラスしますよということなんです。それ以外の例えばTT授業の場合に配置する場合は、これを通常加配と言っているんです。そういうシステムで、教職員の数が決まってくるわけなんです。 それから屋内運動場のプールのお話がございましたが、指導する時にたいへん暑うございます。確かにものすごい輻射熱が跳ね返って非常に大変だということは重々、分かっております。ある学校からはテントを張ってくれというお話もありました。実態調査もしたことがありますし、例えば越来中学校あたりはかつてはテントを張ったこともあるんですが、例えば、普久原議員の地域のコザ小学校ですが、現場を調査したこともあります。実は影になる部分がミーティング室ですか、近くにもありますし、我々の判断では敢えてテントを張る必要はないんじゃないかという判断はありました。 そういうことで、場合によっては臨機応変にテントを縄で張って影をつくるという方法等も講じられるんじゃなかろうかということで、お話したことがあります。ですから色が黒くなるとか、日焼けしてどうのこうのというよりも、そのあたりを臨機応変に方法を考えれば、そのあたりは対応できるんじゃないかとそういうように思っているわけでございます。ご理解願いたいと思います。以上です。 ○瑞慶山良高議長 これをもって普久原朝勇君の一般質問を終ります。 次、金城正雄君。 ◆金城正雄議員 みなさん、こんにちは。通告書に従いまして、一般質問を行います。まず初めに1.福祉行政についてお伺いをいたします。福祉行政につきましては、施政方針の中でも健やかで共に生きる福祉のまちづくりを提唱なさっておられますので、市民の喜ぶ福祉サービスが期待されることは言うまでもありません。その一つに人間ドック制度もあると思っております。質問要旨2点ほど上げております人間ドックと婦人のガン検診についてお伺いをいたします。 今年度から 700人から 800人への人間ドックの受診者数を拡大しておりますが、市民からの反応と今後の計画について教えてください。 (2) 婦人のガン検診についてお伺いをいたします。市報の6月号に子宮ガン、乳ガンの検診方法の変更について、お知らせがありましたが、その変更の理由について教えてください。 2.コリンザについてお伺いをいたします。沖縄市の沈滞化している街の活性化の起爆剤になることを期待して進められてきましたアメニティプラン、特定商業集積施設のコリンザ建設工事も着工されまして、順調に進捗しているものと思われます。質問要旨に上げました2点の件につきましては、昨日も照屋議員のほうからも質問がございましたが、あまり詳しい答弁ではなかったかと思っておりますので、もう一度ご答弁をお願いいたします。 3.区画整理事業についてお伺いをいたします。みなさまもご存じのように、区画整理事業には市施行、すなわち公共施行と言いましょうか、それと組合施行があります。目下、進行中の比屋根土地区画整理組合事業は、順調に進捗しているとのことであり、たいへん喜んでおります。逆に市施行による区画整理事業は、山内地区の場合においても美観を損ねた、ジャンクヤードの件で大変な悪評をかっており、また美里地区におきましても、それ以上に問題化してきております。 区画整理事業は確かに複雑、多岐にわたり大変な難事業であることは理解をしておりますが、どうしても分からない点がございますので、たいへん気になっていることがございます。そのためにその原因究明のために2点ほどお伺いをいたします。 (1) 美里第二地区の進捗状況について教えてもらいたい。(2) 条例改正についてということでございますが、これは沖縄市都市計画事業、土地区画整理事業施行条例第5条のほうに、事業に要する費用は次の各号に定めるものを除き、市が負担するということで、確か前の議会に私が質問いたしました31億円の赤字、そのことについてでございますが、市が負担する、すなわち市民負担ということになっておりますので、その軽減策として、条例改正は可能でしょうかということでございます。市が負担するということを地権者が負担するということに改正はできないかどうかということの内容でございます。 4.健康保険法についてお伺いをいたします。国会で16日に可決されました。新健康保険法によりますと、サラリーマンが1割から2割へ、高齢者の場合は月 1,020円の定額から受診1回につき 500円、 2,000円を限度とするという患者負担増になっておりますが、特に低所得者が多い沖縄市にとって新しくスタートすることになりました地域福祉計画に及ぼす影響はないのかどうか、お伺いをいたします。 (2) 負担増による保険料の徴収率に影響はないのかどうか、お伺いをいたします。 5.日米防衛協力のために指針(ガイドライン)についてお伺いをいたします。発表されました日米防衛協力の指針(ガイドライン)の見直しについてでございますが、端的に申し上げますと、アメリカが意思決定をし、そして日本がそのコストを払い、そして沖縄がそのリスクを負うという仕組みになっているような気がいたしまして、たいへん危惧をしているところでございます。ではお伺いをいたしますが、1点目、県の軍用地返還アクションプログラムでいうところの2015年までに全面返還は不可能な感じがしてなりませんが、市長はどのように受けとめていらっしゃるか、お伺いをいたします。 (2) 県道104号線越え実弾砲撃演習について、お伺いをいたします。6月17日の新聞報道によりますと、緊急の場合を除き廃止と大きな見出しで日米合同委員会で合意されたと報道されましたが、緊急の場合に使用するということは、基地の返還ではなく、演習の一時中止と言ってもよいのではないでしょうか。この緊急を除き廃止の意味がよく分かりませんので、教えてもらいたい。 3点目、これは通告はしてありませんけれども、軍用地問題に関係いたしますが、6月20日の新聞報道によりますと、市長は予約締結拒否を表明なさっておられますが、たいへん気掛かりな点がありますので、2点ほどお伺いをいたします。1点目、基地返還に関しては、地主の意向を最大限に尊重すると、度々言明をなさっておられましたが、これと矛盾は感じられませんでしょうか、お伺いをいたします。2点目、保安水域の解除にたいへん影響を及ぼすものと私は思っておりますが、市長はどうお考えでしょうか。 6.東部地域の商店街について、最近、東部地域におきましては、住宅やアパートが増えまして、人口も急激に増えているとのことでございます。そのために学校もあと1校新設しなければいけない状況になっているとのうれしい悲鳴が聞こえておりますが、それにまたテナントビルも増加し、喜び勇んで開店をしたが、客入りが少なく、シャッターを下ろしている数が多くなっているとのことですが、第二の銀天街にならないような施策はないでしょうか、その原因について、調査したことがあるかどうか、お伺いをいたします。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 お答え申し上げます。まず1点目の人間ドックについてでございますが、平成7年、そして平成5年から実施をずっとやっておりますが、平成8年で 700人、それから平成9年で 800人に対象人員を増にしております。これを更に平成10年以降、次々増にしていきたいと、平成11年までにおよそ 1,000名を予定をしての計画を進めていきたいと思っております。 これは非常に要求がございまして、今でも 200名ぐらいの待機者がいるようでございますが、そういうことで、予防に非常に役立っていると思っておりますし、今後もその計画は充実していきたいと思っております。 それから、子宮ガン、乳ガン検診についてでございますが、これは平成8年度の11月に中部地区医師会、それと日本母性保護協会沖縄県支部から婦人科のガン検診業務について変更してほしいというようなことがまいっておりまして、その理由としましては、子宮ガンについての非常に検査が精密化するということで、個別検診をさせてくれということと、それから重度の障害の方々も施設検診のほうがいいということでございます。更に本土の場合には、既に施設検診がほとんどやられているということ等の理由でございまして、平成8年度には那覇市が実施しておりまして、平成9年度ではおよそ6市町村が施設検診に移る予定でございます。それで期間としては27医療機関で実施をするというようなことになります。 それから、次に健康保険の改正に伴うものでございますが、サラリーマンの場合に平均で 2.4倍の医療費、それから高齢者で 2.5倍、それから家族はもちろん3割でございますが、医薬剤費の負担が加わるということになります。 それで6歳未満の乳幼児と低所得の高齢者については、薬剤費負担は免除されるということになっておりますが、これは平成11年までにはかなりの入院の負担が出てまいります。そういうことからしまして、かなり医療費にかかる経費というのが負担が多くなることは当然のことであります。 それで特に今年度4月に消費税がアップされまして、市民の負担が増になっている。更に平成9年9月1日からは新制度が導入されるわけでございまして、特に病気がちな高齢者に対しては、かなりの負担になってくるという感がいたします。 それで1カ年の医療の推移を見ないと、どのくらいの経費が上がってくるかということは、これからの課題でございます。そういうことで、ご了承いただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 経済部長。 ◎高良武経済部長 東部地域のお店が閉店しているのが多いということですが、特に東部地域の商店街の実態については、詳しくは調査しておりませんけれども、お話を聞いておりますと、やはり自分でしっかりした目標をもって店舗を経営するというようなことのお店については、十分周辺のお店、あるいはハイパーマート、そういう他の業種といろんな角度から勘案しながら、しっかりと経営をされていると聞いておりますけれども、たぶんに閉店になっているのは、あれだけの膨大な地域で区画整理も十分できて、すばらしい地域になっておりますけれども、ただ地主であったり、あるいは業者がアパート同様に店舗をテナント形式で建物を建てて、そこにお店が借り手がなかなか入ってこないと、そういう実態がいま東部一帯に見られる姿じゃないのかなあというように思っておりまして、他の地域の閉店のあり方とは実態が若干違っていると、そういうような状況にあるということです。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 土地区画整理事業についてお答え申し上げます。まず1点目の美里第二地区の進捗状況について,平成8年度末現在で街路築造工事が 60.76パーセント、整地工事が 68.42パーセント、舗装工事が 52.42パーセントでございます。2点目の市条例の改正についてでございますが、議員がおっしゃっている前に事業費が30億円余、膨らむということでございましたが、その件につきましては、6月5日に一応実施計画を本省協議を承認を得ておりますが、その中では超過する30億円余については、全体としては前にも申し上げましたとおり、地方特定道路整備、これは起債でございますが、これが23億 9,000万円ぐらい新規に導入できるということで、実質的には全体としては今の段階では市負担が 6億 4,700万円、これは2回目の実施計画の中で一応出ております。 それにつきましては、いま条例との兼ね合いでご質問で、その市負担について、条例改正して、受益者負担というんですか、地権者に負担することはできないかということですが、今の段階では当初の区画整理法の中で、私どもは事業認可の段階で市負担することということで、施行者が負担するということで条例を制定しておりますので、条例改正の予定はございません。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 経済部参事。 ◎銘苅朝盛経済部参事 昨日もコリンザの入店の状況についてお答えをしてありますけれども、再度ご質問がありますので、お答えしたいと思います。コリンザの入店の状況につきましては、3月時点では区画が46ということで報告も受けまして、そのとおりご答弁申し上げてあります。 6月現在の時点では50区画を予定しております。これはいろいろと調整する中でそういう結果になっているということで、ご理解をいただきたいと考えております。 いま現在の状況といたしまして、その50区画の中で、32区画につきましては、契約の作業中ということでございます。あとの18区画につきましては、いろいろと例えば2業者が入りたいということで、それをどの業者にするかとか、それから同一区画に対しまして、1社にするか2社にするかとか、そういうのが検討中であります。そしてこの調整中の中には、やはり昨日も申し上げたように、企業維持力があるかどうか。それからAPが計画をしておりますコンセプトに合致をするかどうか。それからまたAP社との例えば入った場合に、協力関係が十分いけるかどうか、そういうことがありまして、いま現在、調整しているということのようでございます。 これにつきましては、6月10日に第5回定時株主総会がありまして、そこにおいて予定区画の契約に関しましては、コリンザの竣工時期に影響を及ぼさないようにということで、報告もいたしまして、株主のみなさんのご了解も得ているということで報告を受けておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 2015年、いわゆる県の返還アクションプログラムの目標達成でありますが、これは私の今の立場でこの目標に向かって全面返還が可能かどうかというようなことについて、これはちょっとお答えをするわけにいかない大きな課題であります。 ただ、基地全体をその目標に向かって整理・縮小をしていくという県の考え方が示されていて、それに沿って努力をされているわけでありますから、市においてもそういった目標に向かっての返還の要請等もやっていく必要があるというような考えをもっているわけであります。 それから県道104号線越えの実弾演習についてでありますが、これは議員もおっしゃっておりますように、これが全面的に中止をされたというようなことではないようでございまして、まだそこへの立ち入りの問題とか、あるいは緊急の有事の際に使うとか、いろんな条件があるようでございまして、地元でおっしゃっておりますように、まだこれはおそらく地元の要請に沿った全面的な解決には至ってないというように新聞報道でしか承知をしてないわけでありますが、そういうように考えているところでございます。 お尋ねの緊急を除く廃止といったような内容等については、私のほうでまだ把握しておりませんので、これは今後、そのことについての把握をしてまいりたいと思います。 それから予約の件でありますが、予てから申し上げておりますように、この予約締結の20年という期間の問題を含めて、これは極めて厳しいというような考え方に立ちまして、予約に応じないということを申し上げてきたわけであります。これはあくまでも市有地に関して申し上げているわけでありまして、そのほかの関係地主のみなさん方の意向を無視してというようなことではないわけでございまして、これとの関連で大変ご心配もあろうかと思うのでありますけれども、いま市有地に関して、申し上げたような立場で臨んでいるということでございます。 それから保安水域の解除に影響がないかということにつきましては、これは保安水域の問題と直接関わる問題ではないというように私は考えておりまして、そのことについての要請は引き続き昨日からお答えしておりますように、保安水域については、努力をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○瑞慶山良高議長 金城正雄君。 ◆金城正雄議員 1点目の人間ドックは、大変人気があるようで、また計画でも 1,000人に増やす予定があるんだという大変いいことだと思います。施設場所なんですけど、検診場所というんでしょうか。受診者が希望する病院のほうでできないかどうかということで、私は受付け3日後、申し込みに行ったらもう既に中頭病院はいっぱいしているんだということで、遠くに行かされたわけなんですよね。だから近くで受けたいのにできないということですので、そういうことができないかどうか、その理由をお願いいたします。 それから婦人のガン検診についてでございますけれども、いま説明でいろいろ中部医師会のほうからですか、外部からの要望があったということでございますけれども、私もお知らせを読んだ時には、気にしてなかったんですよ。ですけれども、市民のほうから電話がありまして、ちょっと相談にのってくれないかということで、このことについて、自分なりに調査をしたんです。隣近所、もしくは公民館に行きまして、やりましたら、若い方々は確かにちゃんとした施設のある病院に行きたいと、しかしお年寄りや、それから体の不自由な方は、やっぱり公民館のほうがいいと、これが断然多いんですね、登川の方々は。ほかの部落のほうも私の友達にも公民館をとおして電話を入れてみたんですね。やっぱり公民館のほうが断然多いんだということでございますので、市民からの要望なんですけど、いわゆる市長は福祉優先をいつも言っておられるのに、なぜこのような福祉サービスの面において、調査もしないで自分のいいような考えで、医師会の圧力に負けてというんでしょうか、そういうような形でやっているのかということがありましたので、元に戻すことはできないかという要望があるわけなんですね。その点、もう一度お伺いいたします。 コリンザの件でございますけれども、32件が手続き中だと、契約中だということでございますが、私が知りたいのは、1階がどうなっているのか、2階がどうなっているのか、3階がどうなっているか、そういう詳しいことを知りたいわけですね。側聞によりますと、3階は借り手がいないという話もあるわけですね。ですからこれが事実かどうか、今の報告では調査で業者が意欲があるか。APとのコンセプトに合致するかとか、協力体制はどうかというような3条件があるんだということですけれども、しかしながら、こういうことはあってもできそうにないような条件があるんだと、その場所的にですよ。そういうような話もありますので、もう一度、1階、2階、3階どうなっているのか、お願いをいたします。 区画整理事業ですけれども、条例改正はできないということでございますので、今先のご答弁ではもう既に2回目の変更が認められたと、平成16年度ですね。そのことについて、お聞きしたいわけですけれども、この計画によりますと、みなさんからもらった資料によりますと、私の見方ではそれでも80パーセントぐらいしか達成できないんじゃないかと、それ以下になるような感じがするわけです。 そしてまた欠損金の件ですね。それも単独費 6億 4,700万円だという説明でしたけれども、この地方特定道路、23億 9,000万円、これは全額は返ってこないんですよね、絶対に。交付金で返ってくるのが50~52パーセントぐらいですね。そうすると、残りは市民負担ということです、私の考えでは、そうすると、これは第1回目の平成16年までです。本当にいま延長になった平成16年までに完成すれば、これだけのお金ですむわけですよね。完成しないと思うんですよ。そうすると、あと何回、あと何カ年かかるか、その予想をお願いします。 それと市民負担を軽減するために、というよりも、進捗状況をもっとよくするために、もう一つの方法、要するに地権者の協力がない限り前に進まないわけですから、いわゆる地権者と話し合いをもって、地区替え変更して、あの難しい所、道路が全然通せないんじゃないかと思う所が図面上あるわけですよね。あれを協力を得てできるまでには、30年か40年かかるか分からないような所がみなさんの図面であるわけです。 だから向こうを外す、地区替え変更する、みなさんが協力するんだったら計画どおりできますよと、本当に協力して、この事業に協力しない限りできないんですから、そうすることによって市民の負担が軽減するんじゃないかという感じもするわけです。地区替え変更ができるかどうか。 日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の件で、軍用地問題や保安水域についてお伺いをしたわけでございますけれども、市長が表明いたしました予約締結と直接は関係ないというご答弁をいただいているわけですけれども、私の考えでは、市長はたいへん甘いんじゃないかと、楽観視し過ぎるんじゃないかという感じがするわけです。と申し上げますのは、日本政府でさえ5.15メモにありますように、我々県民に対して20年以上も秘密にしていたんですね、基地問題を、基地問題はトップシークレット、要するに我々が分からないところはたくさんあるわけです。 先程、私が申し上げましたように、アメリカさんは要求をするだけ、日本政府はそれに対して思いやり予算にもありますように、向こうが喜ぶようなことをして、そしてその影響で、その結果、我々県民がそのリスクを背負うと、リスクを背負ってきているんですね、実際に。そういうことですので、市長がああいう表明をした関係で、アメリカ側は、泡瀬の通信基地は基地機能を維持するのに、たいへん不安であると、ちょっと待ってくれと、ちょっと考えないといけないということになりますと、保安水域の解除が大幅に遅れるということになりますと、東部海浜開発が遅れるにつながると私は見ているんですね。ですから市長の考えはちょっと甘いんじゃないかと。 私は保安水域を解除になってから締結問題は表明したほうがよかったんじゃないかと私はそう思うわけです。ですからこの点について、実際に関係ないと言い切れるかどうか、その点もう一度お願いします。2回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 人間ドックについて、お答えしたいと思います。現在、4箇所の病院で人間ドックを実施しているわけでございます。受検者、受ける方々本人が希望する医療機関にできるような方法でしてほしいということは、当然だと思います。ただいま現実においては、毎年 100名ないし 200名の希望者がいるわけでございまして、施設との関係もございます。そういうことで、この受検者を増やす必要で我々はどんどん進めているわけですが、中にはキャンセルしたりする方々もいらっしゃいます。そういうことで、非常に事務が重なってまいりますので、そういうことで、しばらくはこの状態で進めていって、平成11年までには希望する病院を自由に選択できるような方法に協力を要請していきたいと、これはそのためには今の4箇所だけでは対応できない場合もありますし、そういうことで、医療施設をまだ拡大していくというような方法も考えないといけないと思いますので、そういうことで、拡大して選択制にもっていきたいと思っております。 それから乳ガン検診についてでございますが、決してこれは中部医師会とか、あるいは日本母性保護協会からの圧力というわけではございません。あくまでも患者、受検される方々の乳ガンあるいは子宮ガンについての精密な検査を受けていただく、そして発見率を高めていく、そういう場合には集団検診では非常に容易じゃないということが言われております。 そういうことで、病院で本人が希望する時間帯で調整していただいて、そういうことができるような時間帯で受けていただくというような方向が非常に好ましいというようなことが出ております。そういうこととか、あるいは重度の障害者の方々というのも、集団検診では非常に具合が悪い場合がございます。そういうことで、施設検診のほうで受けたほうがむしろ障害者のためにはいいんだということもあるわけでございます。 そういうことで、いまスタートした時期でございまして、いろいろと問題はあると思いますけれども、理解を深めていきながら、受検率が高くなるように、まずはそれを指導していきたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 経済部参事。 ◎銘苅朝盛経済部参事 ただいまのテナントの各階の状況についてということでございますけれども、いまさっき申し上げたように、総区画が50あります。その中で1階部分が17区画、それから2階部分が20区画、3階部分が13区画のようでございます。そこで1階部分につきましては、今先申し上げたように、1区画に2業者とかありまして、その選定をいまやっているということでございます。 そして2階の部分につきましては、同一区画に対して1業者にするか、それとも2業者にするかとか、そういったのがありまして、いま調整をしているということでございます。 そして3階の部分につきましては、特に飲食部門、レストランのようでございますけれども、そこが初期投資と申しますか、内装とか、それから什器類、設備、それに対しまして、たいへん経費が多くかかりますので、業者といたしましても、慎重に検討をしているということのようでございます。いずれにしましても、APとしましては、完成時までに是非そのへんをクリアして、精力的に現在やっているということのようでございますので、そのへんをご理解いただきたいということでございます。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 美里第二地区について、あと何年かかるかということでございますが、2回目の変更で平成16年までということで、私ども本省まで協議を経ております。そういうことで、これに全力で頑張っていくということで、ご理解のほどをお願いしたいと思います。 2点目の地区界の変更をできないかということでございますが、これはもう既に68パーセント施行されておりますし、更にそうなりますと、換地のやり替え、もちろん換地のやり替えをすれば減歩率も変っていきますし、それに仮換地でもって建物が 400余の建物がもう既に建っているわけです。ですからその件については、換地の変更等も含めて、地区界の変更はできないということでございます。 ○瑞慶山良高議長 市長。 ◎新川秀清市長 考え方としましては、予約契約、保安水域の問題を解決して後でもよかったんじゃないかという考え方もあろうかと思うんですが、予約契約について、なぜ市がこういうような立場に立っているかというようなことについても、話を申し上げております。そしてまたこの保安水域について、いま市の立場からの必要性、協力の要請もやってきているわけでありますが、そういったことで、確かに議員がおっしゃるように、これは高度の判断を要する事項の一つだというように思いますけれども、現在、国の内政審議室、あるいは防衛本庁においても、これについては是非積極的に取り組んでいきたいというような考え方を示されておりまして、私は今の新たな予約の問題と、これは別の問題として取り組んでいただいているというように考えておりまして、先程のようなお答えを申し上げているわけでございます。今後とも予約の問題等、あるいは保安水域の問題は別の次元のこととして、お願いもしていきたい、またご理解も求めていきたいと考えているわけであります。 ○瑞慶山良高議長 金城正雄君。 ◆金城正雄議員 はっきりさせておかないと後で困るんじゃないかと思って、建設部長にお伺いするわけなんですけれども、平成16年まで認可を願っているので、その期間内で最善の努力をするから理解してくれということでございますけれども、 135件の物件補償というのは、片付かないことになっているんですよ。ですから絶対できない、平成16年までに。できないことになっているんです。ですから本当のことを言ったほうがいいんじゃないかと思うんです。できないのはできない。平成16年はみなさんが国に行くときに、そういうような条件で、だいたい5カ年間延長すれば、努力してやりますということで、そうでないと向こうが認めないからそうしているんじゃないかなあと思うんですけれども、しかしこの計画、これから見ても、年間に約10件の移転補償しか片付かない、 135件はどうしても5カ年では片付かないということは、数字を見れば明らかなんですよね。 ですから予想として、私の予想ではあと3回ぐらい延長して、15カ年かかるんじゃないかなと、早くても。そういう予想なんですけれども、だからそういうことで、地元の理解を得るために、是非とも私がさっき言いましたように、確かにこれは非常に難しい仕事なんです。私も経験上、分かるわけですから、その担当助役と一緒になって、これを真剣になってやらないと、大変なことですよ。私がさっき言いましたように、 6億 4,700万円というのは、これは5カ年間でこれだけであって、できないことになっているから、これは積み重ねなんですよ。絶対31億円になると思いますよ。そして23億 9,000万円、これは半分しか交付金で戻ってこない、もう明らかである。ですからそういったことを考えた場合には、地元議員もお二人いらっしゃいます。絶対、その人たちの協力で是非とも私は15カ年と言ったんですけれども、それだけかからないかも分かりません。実は平成16年までにはおそらくできないと思いますので、最善の努力をなさって、まずこの物件から最初にやらない限り、前進はないと思いますので、少しでも市負担を軽くするような努力を職員をあげてやってもらいたいと希望を申し上げて終ります。 ○瑞慶山良高議長 以上で金城正雄君の一般質問を終ります。休憩いたします。  休 憩 (午後3時15分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後3時26分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 暫時会議時間の延長を行います。一般質問を続けます。喜友名朝清君。 ◆喜友名朝清議員 みなさん、疲れているようですけど、一般質問を行う前に一言申し上げたいと思います。私の一般質問は、いつも市長の出番がありませんで、内容がそういうことなんですけれども、そういうことで一言だけお尋ねしておきたいと思います。 今朝の朝刊に“97雨水フェアinおきなわのTシャツデザインのコンテストの入選作品が発表されておりました。この雨水フェアは「考えよう、活かそう、雨水の有効利用」これをメーンテーマに今年の8月8日から3日間、沖縄市で開かれることになっております。雨水というより、私たちは天水と言ったほうがとっても馴染みがあるんですけれども、現在でもやはりお茶は天水を使わないとおいしくないと、こういう家庭もあるようでございます。そこで、市長も50何年かの人生を過ごしていらしておりますけれども、この天水について、これまでエピソードや思い出がありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 ではこれから一般質問に入らせていただきます。私は毎回というほど、野外ステージの問題を取り上げておりますが、これは平成7年12月に植えられている樹木の発育状態が悪いということで、植え替えしたらどうかということで質問いたしました。その後、当局はさっそくそういった土質とか、木のいろいろ調査をしていただきまして、一昨年ですか、テストケースとして、クワディーサーの木を植えていただきました。4~5本だったんですけれども、よく育っているように思います。そういうことで、この木に決定したんでしょう、今年に入って、また14~15本ほど植え付けられております。 現在、野外ステージは、ほとんど闘牛関係に利用されておりますけれども、やはり現在で安慶名闘牛場と石川闘牛場が相当、人気があり、いろいろ大きい大会が催されております。そういうことで、木陰のある、涼しく観戦できるような、そういう場所を提供するということも当局の一つの責任じゃないかと、こういうことも考えまして、植樹等の問題を取り上げてきたわけでありますが、今年、そういうようにいい木を植え付けられていることを見まして、大変うれしく思っております。ありがとうございました。 これからはただ植えただけじゃなくて、今後はどういうように管理して、生長を促していくかということになろうかと思いますので、管理をうまくやっていただいて、すばらしい木陰ができるようにしていただきたいと思いますが、まずこのクワディーサーはそこに適当なのかどうか、それとこれからの今後の管理の面について、一言お尋ねしたいと思います。 それからサッカー場建設についてであります。今年の初めまでに第1期工事が終了しているようでありますが、次の2期の工事は、いつ頃着工の予定でしょうか、お伺いいたします。 それから先月、すごい大雨が降りまして、その後でその場所をちょっと見にまいりました。そうしますと、整地された所で大量の水が地中に流れ込んでいる穴と言いますか、そういう箇所が4~5箇所もあります。これは表のほうは小さいんですが、中のほうは相当、大きい穴になっているんじゃないかなあと予想されるわけであります。 それから西側になりますか、階段の予定の所だと思うんですが、そこの擁壁の所がちょっとずれているのか、サポートで支えている箇所が1箇所あります。 それから西側の相当大きい長い擁壁の所、そこも相当擁壁の内側も水が流れ込んだ後で、地盤が相当軟弱になっているんじゃないかと思いますし、擁壁の外側もそういう箇所がだいぶありました。それから南側になりますか、いまブルーシートなどをかけている所がありますが、あのへんは相当の土が流出しているように思います。この2期工事がいつ着工されるか、お伺いしたいわけなんですけれども、この状態はそのまま工事が着工されるまで、そのまま放置して置くのでしょうか、お伺いいたします。それからこの工事は、工事請負業者から引き渡しが終了しているのでしょうか。 次にまいります。諸見里公園の整備についてであります。諸見里公園は近隣公園として、まず芝の敷き詰められた多目的広場をはじめ、バスケットコート、テニスコート、ゲートボール場、そして池を配した親水広場、子供の広場、幼児広場、そして歩道等が整備されております。他の地域からも羨ましがられるほど、すばらしい公園であります。地域のみなさんに代わりまして、お礼を申し上げたいと思います。 そこで、公園には是非進入道路がないといけませんが、その進入道路について、お伺いいたします。メインエントランスと書かれているんですが、入口が久保田の島袋小学校の側からそういう大きい道路があります。それから久保田側にあと1箇所、住宅地のほうから1箇所そういう進入道路があります。そして、園田公民館の所からちょっと丘になっておりますが、そこから下ってくる通路とその横のほうにもう1箇所あります。そして諸見の百軒通り側になるんですが、そこから今まで2箇所小さい通路があったんですが、4月頃、1箇所は閉鎖されて通行止めになっております。その理由についてお聞かせいただきたいと思います。 そして園田公民館側からの通路は、この間の大雨でだいぶ削られて、約半分ぐらいに道が狭くなっておりますが、この通路のほうは公園用地になっているんでしょうか。それともまだ私有地なんでしょうか、お聞かせください。 それと基本計画、この公園は10年以上工事がかかって、今回、完了していると思いますが、その基本計画の段階から先程、申しました百軒通り側からの道路が計画されてなかったのかどうか、これもお伺いしたいと思います。 それから、大きな入口のメインエントランスの横に墓地がありますが、その入口道路をつくるために、その道路を嵩上げしたために墓地が相当、下になっております。その墓地に雨ふりの後、見ましたら相当土砂が流出して、そこに堆積しておりますが、なぜそうなったのか、お聞かせください。 それから東側のトイレ横のほうにあるタイルが陥没しております。これはまだ工事が完了して半年も経ってないと思うんですけれども、なぜそうなったのかお聞かせください。 公共工事の場合、補償期間というんですか、修復してもらえる期間はどれくらいになっているんでしょうか。 次に幼児広場のすべり台についてでありますが、やはり幼児の広場でありますから、幼い子供たちが利用するすべり台の着地の部分が普通の芝生になっているんです。それと今はもう芝の養生ということで、そこに堅いものを敷いて、芝の養生を助けるようなそういうものを敷き詰めてありますが、そういう幼児のすべり台の着地点がそういった芝生でいいのでしょうか、危険性はないのでしょうか、お伺いいたします。 次に整骨院、整体院、そして針灸院への国民健康保険の適用についてであります。沖縄市の国民健康保険はり、きゅう、あん摩、マッサージおよび指圧の施術に関する規則によりますと、市長から施術担当者として指定された施術所は、市から交付される施術利用券を持っていきますと、 800円の割引きを受けることができます。これは年間12枚までしか交付しておりません。それで、最近いろいろはり、きゅうとか、あん摩、マッサージ、指圧、整体院を利用する市民が相当、増えていると思います。そういった病気ではないと思うんですが、そういう疾病の方が増えているんじゃないかと思います。 それでそういった所に国民健康保険証が活用できないで、相当出費がかさむと、そういう声がございますが、これはそういう保険証の活用ができないのでしょうか。それと市内に保険証が使える施術所もあると聞いておりますが、どうでしょうか、お伺いをいたします。 次に生活保護についてお尋ねします。我が国の憲法第25条は、全て国民は文化的で最低限度の生活を営む権利を有するとあります。その理念に基づき、国が生活に困窮する全ての国民に対し、最低限度の生活を保障すると共に、自立を助長することを目的として生活保護が開始されるわけでありますが、その保護の種類には、困窮のため、最低限度の生活を維持することができない者に対して、生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助と、こういう7つの扶助が受けられることになっておりますが、新年度予算の中に生活保護費として、約36億円計上されております。そしてその中で国や県からの交付金として、約27億円、一般財源からの持ち出しが約 9億円となっております。前年度と比較しますと、前年度は約32億円で 4億円の増になっておりますが、その根拠についてお聞かせいただきたいと思います。 ちまたの噂で申し訳ありませんが、聞き捨てならないことを耳にしたので、お伺いいたします。沖縄市は福祉が受けやすいのでということで、ここに住所を移す人がいるとのことであります。それから生活保護を受けている人がパチンコ店に出入りしている人もだいぶいると、こういうことが聞かれるんですけれども、その実態等もお分かりでしょうか、お伺いいたします。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。市長。 ◎新川秀清市長 雨水利用の全国集会が、これは初めて開かれるわけでありますが、沖縄市で開催されることが決っております。これについては水道局のほうがたいへん、今日まで努力をいたしまして、その成果が全国的に認められて、沖縄市で第1回の集会はやりたいというような関係のみなさん方のたいへんな思い入れがありまして、実現をしたわけであります。これは更にまた市民のみなさん方のご協力の賜物でもございまして、改めてお礼を申し上げる次第であります。 ところで、やはり天水と昔から言っておりますように、まさに天の恵みでありまして、そういった点では私もよくお茶は天水に限るということが、まず一番の印象でありますが、と同時に子供の頃の記憶で申し上げれば、着物を洗う時に天水を使うというようなことで、よくこれが「サリーン」というようなことを年寄りは言ったものであります。そういったことなど、非常に雨水、天水に関わる思い出というのは多いんでありますけれども、いまこの天然の資源をいかに活用していくかということが非常に見直されている時代になったなあということを、改めて今回の集会がもたれるということなども含めて、認識を新たにしたところでございます。 幸い市内には、そういったことに対する理解も徐々に高まってきているようでありますし、それからかの有名な大相撲の両国国技館、これも相当雨水を引き込んで利用するというようなことを区の役所の職員の努力によってこれを実現したということを今回の大会の関係者であられる方からも伺っているわけであります。 そういうようなことで、これを機に更に私たちは雨水に対する認識を新たにして、そういった自然を大切にすることに結び付けたいものでございます。この大会の成功のために、また議員みなさま方のご協力もお願いをしたいというように考えるわけでございます。 ○瑞慶山良高議長 経済部長。 ◎高良武経済部長 野外ステージの植栽について、かねがね議員からの宿題をいただいていたわけですが、先程ご質問の中でありましたとおり、平成9年3月に市長、助役の意見も聞きながら、そこにはどういう木がいいだろうと、ソウシジュであったり、いろんな木の推薦があったわけですが、やはり何と言ってもああいう所には大きな陰をつくるクワディーサーがいいだろうということで、12本を植えさせていただきました。現在、約3メートルぐらいの高さで順調に伸びております。 そのほかに周辺には、センダン3本、それからホウオウボク2本ということで、いろんな試験をしながら、植栽をしております。順調に伸びておりますので、非常に喜んでいますけれども、こういう当然の私どもの仕事でありながら、議員からお褒めをいただいて、素直にうれしく思うし、また職員ももっともっとやる気が起ってくるんじゃないかなあということで、うれしく思っているし、御礼を申し上げておきたいと思います。それから従来、中に入っているガジュマルが20本ございますけれども、13本については、生長まあまあということでいっておりますけれども、残り7本についてはどうも好ましくない、良くない、うまく生長してないということで、いま植えてあるホウオウボクが枝を伸ばして陰をつくった段階では、やはりそのガジュマルも植え替えをしなくちゃいけないんじゃないかというように思っておりますので、逐次陰をつくるいい木を植え替えていきたいというように思っております。 それから管理についてでありますけれども、当然私ども観光課の職員をはじめ、公共施設管理公社の管理課の職員と一緒になって、あるいは建設部の緑樹係のみなさんと連携をしながら、向こうの管理、植栽をしているわけですが、今後ともお互いにそういう連携を取りながら、十分なる管理をしていきたいというように思っております。 あと1点つけ加えると、平成9年2月に県民の一鉢運動の一環として、まだ会場の周辺にふれあい植樹デーということで、ボリビアデイゴを80本植えております。これも順調に生長しておりますので、しっかりと管理しながら育てていきたいというように思っております。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 コザ運動公園の整備についてお答え申し上げます。まずサッカー場の建設についてでございますが、議員ご指摘のように、いま平成8年度の事業が3月いっぱいで完了しまして、その後から雨降り等であっちこっち陥没したり、あるいはその土砂が流れて、現在その対策としてブルーシートを被せて、その流出を防いでおりますけど、その件につきましては、引き続き平成9年度、もう既に設計書を準備して8月には発注できるようにいま進めているところでございます。 それから、2点目の諸見里公園の公園整備についてでございますが、この件につきましては、度々、喜友名議員には諸見里公園に関して、いろいろご助言をいただいて、たいへん感謝しております。早速、一般質問の通告があったときに、私も現場を見て、やはりおっしゃるとおり、そういう状況になっております。それで、いまいろいろ質問がありますけど、まず進入路の件でございますが、まず園田側からの交通止めになっている箇所、この件につきましては、ここについては、当初は計画の中にはそこからの進入路も計画されておりました。しかしその後、そこは地権者が一つの屋敷への通路、そういうことで屋敷の一部分だということで、周辺の地権者の反対がありまして、そこからの通路を断念して、いま擁壁で施工されております。 もう一つの園田側からの通路の区域、区域の外側は区域内に入っているかということでございますが、おっしゃるようにいまそこはこの前からの大雨でのり面が崩れております。そこも早速いま担当のほうで補修に向けて、現在、設計をして進めているところでございます。その件につきましては、これはもう平成8年度で事業は一応国庫補助は工事を完了しておりますので、その部分についてはおそらく単費になるかなあということで、その予算をどうするかということで、いま検討しているところでございます。 それから久保田側からのメインの入口のほうの墓地の件、この件につきましても、現場をさっそく対応させております。これはおっしゃるように、道路から相当くぼんでおりまして、そこに土砂が流れ込んで、そこに水が溜まるという状況で、そこはちゃんともう既に措置されております。 それからトイレの陥没、この件も現場はもう処理されております。というのは、先程瑕疵期間の話がございましたが、施工後1カ年間は瑕疵期間がございますので、そういう施工後、いろいろこういう陥没、あるいは支障を来たした場合には、業者のほうに連絡して処理させるようになっております。 もう1点目の幼児広場のすべり台の着地の芝生の件でございますが、これは現在、現場は芝の保護のために、プラスチック製の材質で、上から押さえて、完全に芝が生えるまでにはそれ相当の期間がありますので、その間それで押さえて、上から踏み付けないような方法であれをやっておりますが、あくまであれは仮設です。それで芝がある程度、活着しますと、あれは全部とっ払って全部やります。その間はおっしゃるように少し現場を見たら、あっちこっち土砂が流されて危険な状態でありますので、そのへんは早めに対応したいなあと思っております。 特に危険はないかということでございますが、そこは幼児のためのすべり台ということで、長さも一定の短い長さで、特にすべる時にスピードが加速するようなすべり台ではございませんので、そういう危険性については、芝生で大丈夫ということでございます。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 お答えいたしたいと思います。整骨院や整体院、はり、きゅう、マッサージの保険の適用についてでございますが、柔道整復師につきましては、いま県内で試験を受けて合格したりあるいは免許を県から受けた件数が50件ほどございます。そして市内に6件ございます。それでそこで保険を適用した場合には、当然、一般の病院並みの保険適用というような形になっております。それで平成9年5月で支払い件数で 241件に支払いをしております。 それから従来からやっております平成6年からの沖縄市のはり、きゅう、マッサージに対する補助でございますが、その協会員が18名いらっしゃいます。そしてその協会に入っていない方々がおられるわけでございまして、12名ほど協会に入ってない方々がいらっしゃいます。そういうことで、協会としては、協会に入っている方々を中心にやってほしいということがございます。そういうことで、そこに対しては協会として18名の方々がはり、きゅう、マッサージの適用を受けております。金額にしまして、毎年増えておりますが、平成9年度も 403万 2,000円の予算を当初予算で計上している状況でございます。 それから次に生活保護についてでございますが、まず保護費の増額になった分でございますが、これは保護費が 0.3パーセントほどアップになりました。それと保護人員が伸びてまいっております。更に医療費の医療扶助、これは入院患者がかなり増えている関係で、 4億円余りの前年度に比べて増になったということでございます。 それから生活保護を受けていて、パチンコをやっているというようなことなどについてでございますが、これは常習者についてはいろんな状況、通報等について、保護を受けてありますのでそういう方々に対しては、こういうパチンコはその分だけは適用できないわけでございますので、さっそく立ち入り指導して、これまで実績で2名、そういった方々を指導してまいっております。それに対しても、どうしても口頭やあるいは文書で通告して聞かない場合には、停止したり、廃止したりするというような措置を取るということになっております。 それから沖縄市は生活保護が受けやすいんじゃないかというような話でございますが、これは生活保護業務は、国の機関委任事務でございまして、これは全国統一、一律の事務の体制でやるわけでございまして、決して受けやすいということはないと思っております。 ○瑞慶山良高議長 喜友名朝清君。 ◆喜友名朝清議員 市長からのご答弁、ありがとうございました。やはり私たちは小さい時から天水というものをいろいろ利用、活用してきましたので、今回の雨水フェアも市長からもご協力依頼のお話もございましたが、私たち緑泉会としても、緑と水に深く関心を持っている緑泉会としては、是非またこの大会が大成功裡に終了することを願うと同時に、協力を惜しまないものであります。 諸見里公園の進入路についてですが、先程、最初の基本計画の段階では、私が先程申しましたところにも、道路の入口の計画はあったということでございますが、その幼児広場をつくったところは、以前は木工所がありまして、その木工所を用地買収して、補償し立ち退きしたときには、ここは素晴らしい入口になるんだなあと、こういうことで、そこは約4メートルぐらいの幅じゃないでしょうか。それだけの私道になっておりましたので、そこからこっち側からの道路ができるものだと考えておりましてた。もしその道路ができないということでありましたら、どうして幼児広場を買収してまで、そこに幼児広場の場所を確保する必要があったのかどうか、もっとそれぐらいの場所は西側のほうにもまだ余裕があるんですよ。そういうことで、私が思うには、ここは是非道路にするという計画が入ってきて、是非またそうしようという確信があって、あそこの木工所を買収したんじゃないかと私は考えるんですが、もう一度お聞かせください。 それといま現在は、百軒通り側からは1箇所開いているわけです。その1箇所開いている通路も1メートルぐらいの幅で、これは個人の住宅への私は私道だと思っているんですよ。そこの通路だと思っているんですが、そこは市としては使用する許可とか、そういうものをちゃんとその地主からそこの許可をもらっているのかどうか、それもお伺いしたいと思います。 この公園はすばらしくでき上がっているんですが、やはり地域の方々が運動したり、散歩したり、いこいの場として使うところが公園だと思います。それと最近はそういったいろいろ災害のときの避難場所としても活用されるんじゃないかと思うんですけれども、この進入道路が私はそういう災害の時点での避難場所としての進入道路はこの土地は合格しないんじゃないかと思うんですけれども、その点ももう一度お伺いいたします。 入口横の墓地の土砂の堆積ですけれども、あれは道路からの流れ込んだんじゃないんですよね。道路をつくるためにやった擁壁とお墓の壁との間が本当だったら、そこはコンクリートで張るか、芝生をやるか、そうすると土砂の流出はなかったと思うんですが、図面でそうなっていたのか。少しもうちょっと思いやりのある設計をしてくれたら、そういうことはなかったんじゃないかというように思います。 幼児広場のすべり台も危険がないと、そういうことで計算上、危険がないということで着地点は芝生になっていると思いますので、よろしいかと思います。 それと通告にちょっと漏らしたんですけれども、多目的広場のバックネットの隣り公民館からの通路の土手が崩れておりますが、そこの下のほうは最初、工事をする時点からずっと土手から水が湧き出していて、いつも水が溜まっていたんですよ。それで設計する段階で、そういう場所をちゃんと見ているんでしたら、そこにマンホールかをつくって、排水のそういう管を通していたはずだと思うんです。それで向こう側の今回、3月に工事をしているときには、私は都市計画課のほうに行きまして、その工事の最中だったら、そういう小さい工事はサービスしてくれるんじゃないかとこういうことで伺いましたら、予定ですと、そこをやる予定が入っているというお答えを聞きましたので、私は詳しいことは聞かないで、じゃあよろしくお願いしますということで帰りましたが、まだ現在そのままになっております。 それと今度はもう少し東側になるんでしょうか。あそこもそういった水がだいぶ滴るところがありますね。あそこももうその水が道路に溢れてきていますので、よっぽどの干ばつでないといつも水が流れているわけですね。それでそこはたぶんジョギングもしますし、苔が生えておりますから、危険な所にもなっております。そこももう一度、なぜあそこにマンホールをつくって、排水の設備ができなかったかというのをもう一度お聞かせください。 生活保護に関してでありますが、ちょっと調べまして、この生活保護の目的の中に自立を助長することが目的であるとあります。ただ貧困、困窮家庭だから生活費を補助するんだという、そういうことではなくて、やはりみんな自立するためのそういう保護措置だと考えるんですね。それで第60条のほうに、生活上の義務として被保護者は、常に能力に応じて勤労に励み、支出の節約を図り、その他生活の維持、向上に努めなければならないとあります。 そういうことで、パチンコ店等に出入りして、その生活保護費を遊興費に使うなんていうのはもってのほかでありまして、そういう面からは法律も厳しく、あんまりそういう指示等も強制的にやっていかんというところもあるんですが、やっぱり公正公平の立場を考えますと、そういう権利を乱用している人には、もっと厳しくやって、調査等もやっていただかないといけないんじゃないかというように考えます。 それで今回、二人はそういう停止させたということでございますが、機会といいますか、そういう情報が入ると、その都度行かれると思うんですが、そういう保護を受ける人たちも役所の職員の顔を覚えているんじゃないでしょうか。そういうちょっとしたことですが、そういうのを嘱託みたいに、誰にも顔を知られてない人を雇って、そういう調査等に行かせるぐらいの配慮ができたらいいんじゃないかと思います。 それから整骨院、整体院、針灸院等への健康保険の適用ですけれども、市内に6件あるんですか。それでこれはやはり、いろいろ試験を受けて、その資格を取らないといけないというようにちょっと伺いましたが、これは医療指定機関ということになるわけでしょうか。これは普通でしたら、そういう国民健康保険の適用をそういった全施術所に適用されるべきだと思うんですが、これはこういったこれからの推移としては、そういう保険適用になる箇所がもっと増える可能性がありますか、それをお伺いしたいと思います。できましたら、私もよくそういった治療に通うんですが、その所をもし差し支えありませんでしたら、その施術所の名前等がご披露できたらお願いしたいと思います。2回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 1点目の進入路の件でございますが、確かに当初計画はそこから園田側の出入口ということで計画して、それをそこに幼児すべり台、遊び場があるわけですが、それも一緒に変更すべきじゃないかということでのご指摘でございますが、いまおっしゃる道路の横にそれに代わると言ってはおかしいですけど、先程お話があるとおり、1メートルぐらいの里道敷きがあります。あれは里道敷きです。1メートルの狭いんですけれども、あの場所が周囲の地権者の協力を得ての進入路ができないということで、その里道敷きをいま利用して、そこに幼児すべり台の所にも行けますし、またほかの場所にも行けるということで、当面はあの通路をひとつ利用していただくということで考えております。 それから2点目の墓地の件、これはおっしゃるように、ちょっと思いやりと言われてみれば、確かにあの境界はちょうど墓地との境界の所に擁壁をやっておりまして、その擁壁と墓地との間に1メートルぐらいですか、そういう隙間があって、そこの土砂が流れ込んだという状況であります。 それで先程、措置してありますというのは、そこを流れないように、土砂止めをやって、当面はそれでそこに雑草等がある程度、落ち着くまではそういう状況で処理したいと思っております。後でまた草等がそこに生えてきますし、どうしてもそれが今後とも土砂がそこに流入するんであれば、またそのときにひとつ対応したいと思っております。当面はそれで何とか処理できるんじゃないかということで、現場は措置してあります。 それからバックネットの裏の件でございますが、確かに現地も見たら、地下水、ジーシルと言うんですか、周辺からの地下水が流れ込んでいるし、一応措置はされているんです。ビニールパイプを布設しまして、ただそれが直径が小さいかなあという感じを受けたんですが、ずっと沈んで、少しそのへんの設計が少し不足じゃなかったかと、考え方が少し不足じゃなかったかということで、早速、大雨で水の量が増えますと、やはり今の小さな飲み口では捌けないということで、そこに土砂がたまったりして、上から流れているという状況があります。 東側についても同じように、あのへんはちょっと窪地なものですから、周辺からのそういう地下水とかが流れ込んで、いろいろ支障を来たしているんですが、それについては、やはり今後は対応していきたいと思っております。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 整骨院についてでございますが、市内に6箇所あると申し上げました。読み上げますか、それとも資料がいいんじゃないかと思いますけれども、住所がありますので、資料でお上げしたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 それから生活保護についてでございますが、やっぱり厳正にやっていくべきは当然だと思っております。それで通報等は非常に大事な情報源でございます。それに基づいて適正な指導を今後やっていく。そしてそれに従わない場合には、当然法的な措置を講じるということは原則だと思っております。 ○瑞慶山良高議長 喜友名朝清君。 ◆喜友名朝清議員 進入路について、あと一回だけお尋ねいたします。先程、当面1メートルのところを利用してもらうということでありますが、将来、どこかにそういうすばらしい進入道路ができる可能性がありますかどうか。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 私が当面と申し上げたのは、今の1メートルのところは確かにおっしゃるように、公園というのはそういう災害のときの避難という目的もありますし、それからすると、やはり1メートルではちょっと小さいかとは思っています。しかし周囲が全部、地権者がそれなりの建物も張り付いておりますし、必要性については、将来的には是非そこからやはり避難としての通路は是非必要だなあと思っておりますけど、それはその状況を見て、そういう周辺の状況を見て、検討してみたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 以上で喜友名朝清君の一般質問を終ります。宮城一文君。 ◆宮城一文議員 それでは一般質問を行います。先般、本市の前身であるコザ市長を4期にわたり務められた大山朝常氏が出版された沖縄独立宣言という本を拝読させていただきました。「ヤマトは帰るべき祖国ではなかった」という私には強烈で痛切な響きとなる、副題が添えられていました。そして、薩摩の圧政と明治政府の琉球処分による琉球王国の消滅や、床の間に刀を飾るヤマトと三線を飾るウチナーの文化の違いなど、また、戦前・戦中・戦後の苦難な時代を今なお激しく揺れ続ける米軍基地や暴行事件をきっかけにしたウチナーンチュの怒りなど、積年の思いを語り、ウチナーンチュが本来のウチナーンチュとして生きていけるウチナー世を取り戻したいという訴える背景と、1世紀近く沖縄の運命と共に歩んできた歴史の生き証人が訴える真心からの言葉には、共感するものが多くありました。 本題に入る前に、3月定例会の後の4月と5月、そして今日までの時勢(世の成り行き)と時評(その時々の出来事)に若干ふれながら質問に入ります。 時勢・時評はこの間における最近の専門誌や本土紙から参考にしたものであります。初めのコラムは消費税率の改正に始まり、復帰25周年を迎えた沖縄の節目の年は、いみじくも憲政施行50周年とも重なり揺れる島を象徴するスタートとなりました。尖閣諸島の領有権をめぐる活動家グループの領海侵入や、ペルーの日本大使公邸人質事件などに見られる日本の危機管理体制のあり方が改めて問われることとなりました。 少し角度を変えまして、コラムを続けますが、先頃、発表された「日本の将来推計人口」では、少子化がますます加速化し、少子化対策の鍵となるのが「女性が仕事と子育ての両立ができる社会づくり」が大事であるとしている。そして厚生省は、「エンゼルプラン」の中で、保育園の拡充を目指すとしている。その中で学童保育の支援や親の働く場である企業の意識改革も含め、未来を支える子供たちを女性が希望を持って産めるような社会づくりが必要としています。後はレジャーサービス・経済・労働・社会面における最近の話題や問題点を順不同でありますが、項目だけ列挙いたします。 来年5月から一部地域で、ドライバーが希望する4桁の番号を有料で交付する「希望ナンバー制」が導入されます。また自動車や携帯電話の加入が1年で2倍の 2,000万台を突破し、入学や就職の必携品となりました。参議院の設立50周年を記念して「子供国会と女性国会」を7月と10月に行う。また夫婦が別々の姓を名乗れることを盛り込む民法改正のシンポジウムが盛んとなっています。 またタイガーウッズ観戦ツアー、香港返還カウントダウン、JR東日本のお座敷列車フル稼働、アメリカフェデラルエキスプレス社広島に営業拠点開設、また諫早湾干拓で3分の1を堤防で閉鎖、改正特措法が成立し、米軍基地を継続使用、沖縄の米軍県道越え砲撃演習本土移転決着、総務庁の発表した3月の完全失業率は 3.2パーセントと厳しい雇用情勢を更新中、アメリカの失業率も23年ぶりに5パーセントを割り 4.9パーセント、またフランスも12.8パーセントと過去最悪、4月の月例経済報告では景気回復は緩やかなテンポで推移しているとしているものの、しかし景気拡大を感じている人は少ない。 男女雇用機会均等法改正案、衆議院を通過したが改正案のポイントの一つであるセクハラについては、半数のOLが施行後も変わらないだろうと回答をしている。 スポーツ用品最大手の労働組合が自社株を闘争資金で購入し、株主として労働条件などを総会で主張する新しい動きが注目されている。そして経営も勉強することもできるいい機会ではないかと言われている。 経企庁の豊かさ指数の調査結果では、“東京で学び、長野で働き、北海道で子育て”をとの結果が出ている。沖縄県は5つの分野の調査内容のうち3つがワースト5に入っている。豊かさ指標のとらえ方や、その中に時間や心のゆとりなどは入っていない。またパソコンやインターネットに熱中するテクノ依存症が蔓延、第3セクター方式でつくられたテーマパークが7割が採算割れ、地域振興の目玉としてバブル経済以降、全国でつくられたテーマパークは19箇所が累積赤字の救済のため、自治体の多くが財政支援を強いられ、集客見積りの点検やリピーターの確保や経営悪化の要因の是非を含め、事業全般の見直しが迫られている状況である。 また、民間組織で運営する遊園地やテーマパークも毎年継続的に施設のリニューアルをし、イベントを見直しながら入場客を伸ばしている。しかし、東京ディズニーランドを除き落ち込みは深刻化し、減少に歯止めがかからないと言う。その中で福岡の商業施設、「キャナルシティ博多」や臨海副都心の人出は東京ディズニーランドの入場者を上回っているとし、商業施設やホテルにとどまらず、街づくりにエンターテインメント性は欠かせない要素となり、遊園地やテーマパークとの落差は薄れつつあると指摘されている。 そこで、所見ですがコリンザもこども未来館もイベントやエンターテインメント性を十分考慮に入れて事業を展開していく必要があると考えます。一方、長野市ではポストオリンピックの施設管理費、年間およそ20億円をどう圧縮していくかと、早くも神経をとがらせている状況もあります。 スポーツ振興サッカーくじ法案、介護保険法、そして健保法改正案も衆議院通過、またボランティアなどの市民活動団体に法人格を与えるNPO法案も衆議院通過後、継続審議となっております。 こうした様々な動きの中で、沖縄戦終結52年の慰霊の日を迎えました。そういう最近の話題を拾い上げてみました。その中でもプリクラ・たまごっち・アムラーなどは若者の時代を象徴するものとして海外へも進出し、今をときめいていますが、市長はご存知でしょうか。このような時勢や時評には本県・本市にも関連するものが多くありますので、市政運営においても参考になるものがあると思いましたので、述べさせていただきました。 それでは本題の質問に入ります。1点目に市町村合併に関しての質問をいたします。平成7年に制定されました「市町村の合併の特例に関する法律」は、平成17年までの時限立法であり、この合併特例法は自主的合併という民意主導型を強調しております。合併のことを言い出すには、いろいろな立場もあり、なかなか声を上げられないということでこの法律が改正されたと聞きます。そして、この間の動きを見ますと、地方分権を推進していくには合併をしなければ、分権はできないとの論調があり、アンケート調査をするところや、地方公共団体でも合併における問題点、合併の方策、国・県の役割などを調査研究をスタートさせております。 県内でも具体的な動きがあります。久米島の2村の動きや、与那城町・勝連町・具志川市も合併を進めようとの提言もある。また、那覇市は中核市を目指して、合併を考えるパンフレットを作成している。沖縄市は1974年に美里村とコザ市の対等合併をし、中城湾港開発や下水道建設事業など街づくりを推進し、今日に至っております。 地方分権法が制定され行政改革や広域行政が言われる中で、将来に向けて何の対策も取らずにそのままでいいということでは、時代の要請には応えられないと思います。 平成8年12月定例会の浜比嘉 勇議員の一般質問の中で、1市2町を中心にして、中部圏のリーダーとなるべく街づくりをし那覇市に負けないくらいの経済圏をつくる旨のご高尚な提言もありました。那覇市の中核市のそれとは趣きを異にし、内陸部での街づくりの難しさや海へ出ていかなければいけない本市の現状を勘案し、今後どのように活性化し、次の時代をつくるか、問われていると考えます。 合併に対する基本的な考え方とこうした動きはあるのか、ないのか。なぜ1市2町なのか、1市2町1村というのはないのか。今後、このような動きにどのように対処なさるのか、市長の基本的姿勢についてお聞かせください。 次に国際都市形成構想と沖縄振興策について質問いたします。沖縄を南の国際交流拠点として繁栄させるという目的で、第1次から第3次までの振興開発計画を施行し「本土との格差是正」や自立的発展の基盤整備などをこれまでに繰り返し提起してきたが、実現には至っていない。県はこれまでの振興開発計画の経緯と現状を踏まえ、21世紀の新しい県土づくりと新しいグラウンドデザインの実現に向けて「国際都市形成構想」を策定した。空港や交通のインフラやリゾート・学術・研究などの交流拠点を設けているのが、この構想の特徴かと思います。 本市周辺に関しての基本整備方針と言えば、嘉手納基地周辺を中心とした臨空都市拠点と中城湾一帯を中心とした産業技術交流拠点があります。その中の具体的プロジェクトに沖縄マルチメディア特区や国際産業情報センター、産業技術教育センター、また自由貿易地域の拡充などがありますが、そこで質問したいのは、いま出されております具体的プロジェクトは、県と十分に意見・意向などを調整したのかどうかという点をお聞きしたいのであります。 県内の中でも、高位置にある本市の失業率を解消すべく企業誘致を開発の主流におき、中城湾や東部開発を進めてきたと思う。それでも多くの雇用を吸収するまでには至っていない。物流加工港としての機能強化やマルチメディア特区形成・産業育成・人材育成などは沖縄市の意向をこの拠点地区に要望として出されたのかどうか。また、この計画にプラスし新たなものを入れることは可能なのかどうか、お聞かせください。そしてマルチメディア特区の伸展についても、具体的なものがありましたらお聞かせください。 次に基地所在市町村に関する懇談会への確か16項目だったと思いますが、その要望の中からこの度、こども未来館が具体的プロジェクトとして芽出しされましたが、そのほかの要望事項はどう取り扱われるのか、お聞かせください。その要望の中で、高等教育機関の整備充実が上げられていますが、これからの人材の育成をどうしていくのかが、今後ますます重要なものとなっていくと思います。 最近のトレンディーな言葉となっているマルチメディアにしても、日進月歩の技術の発達で6カ月前に教育訓練された人材が6カ月後には新しいものが導入され、再教育をしないといけないと言われるぐらいに目まぐるしく動く情報通信分野の昨今であります。何をなすにしても人材の育成というのは、必要欠くべからずのものであります。このことに関しましては、これまでにも議会からの提言や諸団体からの要望として出されておりますが、具体的にどのような取り組みがなされたかをお聞かせください。 次に総合運動場の整備とトレーニングジムに関して質問をいたします。総合運動場としてマスタープランを策定し、1963年頃から年次的にプール・野球場・テニスコート・体育館・陸上競技場などを備えた総合施設を建設し、整備してこられた先輩諸兄の先見性や執念には脱帽するものであります。しかしながら、時代の流れと共に施設は老朽化し、せっかくのいい場所にありながら大きな大会も本市で行われる頻度が少ないように感じられます。 第3次基本計画の中でも施設整備が必要とされていますが、陸上競技場を含め、運動公園全体の整備に向けての計画を具体的にお聞かせください。 2点目に同公園の個々の施設をそれぞれつなぐ歩道の整備についてでありますが、私は最近、よく陸上競技場と野球場の周辺をウオーキングのために利用しております。そしてよく感じますのが、同公園の野球場と陸上競技場の間は、ジョギングをするにしても、そんなに支障はありません。しかし競技場の北側からテニス場へ通じる道とサブグラウンドから競技場南側へ通じる道は、途切れ途切れとなり、ジョガーやウオカーには、交通事情も気にしなくては通れないことがあります。面積からすると、県総合運動公園には負けるかもしれませんが、最近の市民健康ブームの中で唯一都心の中にある同運動公園はとても重宝なものとして利用されていると思います。そこで同公園を一体的に結ぶ遊歩道の整備は必要と考えますが、当局のご所見をお聞かせください。 3点目に市民のスポーツニーズとスポーツ合宿関係者の要望に応えるべく、トレーニングジムの必要性は言われ続けていましたが、現在11月開設に向けて工事中であります。このジムの使用開始時期は、12月頃とのことですが、施設利用料金はどの程度なものでしょうか。一般と合宿関係者との均衡はどう図るのか。スポーツ合宿のトレーニングの場として最適とのことで、本市への合宿は最近、着実に広がってきております。そして、ジムの設置は難しいとのことが以前ありましたが、第3次基本計画の初年度に事業を進め、11月には完成をさせようとしています。教育長をはじめ教育委員会のご努力の賜物だと思います。4点目にスポーツコンベンションシティを宣言した沖縄市ですが、今後は同ジムをどう活用していくのか、その点もお聞かせください。 次に歩道の整備についてであります。県道24号線だと思います。間違っていましたら訂正してください。県道24号線沿いの嘉手納第5ゲート近くの平和モニュメント向かいより沖縄自動車道南インター入口までの歩道の整備についてでありますが、最近の市民ジョガー、あるいはウオカーの増加には際立つものがあります。このことも健康志向を反映してのことと思います。この県道24号線の利用者は東からも西からも利用者は途中で反対側へ移動するか、戻るかしなければなりません。同県道を見ますと、その部分はスペースがないわけではありません。特に第5ゲート付近の米軍施設には、あまり使われているようには見えないフットボール場があり、その先を行くとフェンスと高架橋、そしてサッカー場までのグリーンベルト地帯が続いています。ジョガーやウオカーの安全確保のために歩道の設置を早急に県のほうへ要請していただきたいと思います。そして願わくは街路灯も設置していただきたいと思います。この件に関しましてのご所見をお聞かせください。 次に公園の整備と設置についてでありますが、南桃原1丁目21番地あたりに公園の設置をと要望が出されましたのは平成4年のスージグワー懇談会の場でありました。あのあたりは多くの市民のみなさんが利用している所でございます。市道をはさんでお寺と自動車練習所があります。コザ本願寺では週に2~5日くらいの回数で、市民や近隣からの別れのため会葬に訪れます。その度毎に周辺住民は不便をかこっております。また、自動車練習所の通学生や球陽高校の通学生など一定時間帯には、付近住民も気ままに外へ出られない状況があります。お寺や練習所の云々ではなく、あの周辺に憩いの場の確保は必要であります。そのことについての市長のご見解とあの状況をどうすべきかをご教示いただきたいと思います。1回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後4時39分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後4時52分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 答弁を求めます。市長。 ◎新川秀清市長 市町村合併についてでございますが、これまで合併に対するご提言などもあるわけでございますが、目下、市において具体的に他の市町村との合併を進めていくというようなことはまだ出てございませんが、ただ当面、これまで申し上げておりますように、あらゆる機会をとらえながら、今後、特に分権との関連もございまして、市町村が足腰を強くしなければならないというような課題もあるわけでございますから、そういうようなことについては、今後とも課題として私どもも研究をしてまいりたいと考えております。 それと同時に当面の課題としての広域行政をどう進めていくかというようなことについては、広域圏の課題でもありまして、また本市としても例えばゴミ、消防、教育研究所といったようなことにつきましては、これまで同様にその取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。 特に最近、分権の議論の中で、市町村の行財政もそうでありますし、その市町村の規模等についてもいろんな議論があるわけでございます。そういった中で、今後の大きな課題として、この市町村の合併というのが出てまいると考えているところでございます。 それから2点目の国際都市形成構想、この中で特に沖縄市との関連で、産業、技術、交流拠点というような位置づけがあるわけでございますが、これについてはご案内のように、中城湾新港地区を中心とする一帯、これから新たに工業試験場の立地などもあるわけでございますけれども、そういったことを中心にしながら、産業技術の交流拠点あるいはまたセンターとしての位置づけがなされているところでございます。 こういったこと等につきましては、今後とも本市の予定をいたしておりますところの泡瀬地区との開発との関連なども図りながら、その推進を県にも引き続き要請をやってまいりたいと考えているわけでございます。なおこれと関連して、今朝もいろいろございましたけれども、自由貿易地域の拡充の件、あるいはまたマルチメディア関連の導入をどうするかというようなことなども出てくるものだと考えているところでございます。 それから高等教育機関の誘致についてでありますが、まずこれまで申し上げてまいりましたように、東部海浜開発と併せまして、高等教育機関の誘致を図っていくというようなことについては、これまで度々申し上げてきているとおりでございます。 それともう一つは、本市にございますところの職業能力短期大学校、これの4年制への昇格というようなことが新たに出てまいりました。これについては県あるいは関係機関との話し合いもこれまでもっているわけでございますが、更にその4年制への移行についての努力と積極的な取り組みをこれからやってまいりたいというようなことを考えております。いずれにいたしましても、いま沖縄市にとりましての大きな課題の一つはやはり人材の育成であるということでございますから、そういった機関の誘致についても、さらなる努力をしてまいりたいと考えております。 公園等につきましては、担当部長からお答えさせていただきたいと思うのでありますが、本願寺周辺の課題については、議員がおっしゃっておりますように、スージグワー懇談会でも提起をされております。また周辺にお寺などがございまして、確かに葬祭等の時に駐車場の関係など、大変ご不便をおかけしている点があると思います。この地域への憩いの場などの確保については、担当部のほうにも十分検討をさせていただきたいというように考えているところでございます。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。
    ◎具志堅清教育部長 コザ総合運動公園の整備等、トレーニングジムの新設についてでございますが、まず1点目の陸上競技場の改修計画についてでございますが、これは今先の普久原議員にもお答えしましたが、第3次基本計画の中で、総合運動場の施設改修整備計画を策定していこうと思っております。その中で全体的なものについて、計画を立てていきたいと思っております。 そして現にいま陸上競技場の改修整備をしておりますが、これは地域スポーツリフレッシュ事業で、平成8年から平成10年まで行うものなんですが、南側のスタンド工事をいま現在やっております。その中にトレーニングジムを含めての工事をいまやってございますが、一応10月には竣工するであろうということで、12月にはトレーニングジムの供用開始はできるだろうと、そういうように思っておりますし、平成9年度の中では、今度は北側のスタンド改築工事を予定しています。これは3月竣工予定でございます。更に平成10年あたりには陸上競技場のバックスタンドあたりを改築工事を進めていきたいと思っております。 それから一般利用者と合宿関係者との均衡はということでございますが一般利用者と合宿関係者との利用料金のことをお尋ねのようでございますが、このことにつきましてはやはり、今後料金の徴収条例等々の制定がございますし、条例の改正等が必要だと思います。いま県外のそういった所の施設関係を調査、研究中でございます。ただ基本的には受益者負担という立場を貫き通したいとそういうように思っております。 それから同ジムを新たなコンベンション誘致としてPRしていますかということでございますが、懸案であったトレーニングジムの整備によって、市民の健康づくりとスポーツ競技者の筋肉トレーニングの場として、最大限に生かせるように鋭意努力していきたいなあと、そういうように思っているわけなんですが、更にスポーツコンベンションシティとして、対外にPRして、競技力の向上とスポーツコンベンションとの合理性を強調していきたいと思っております。なお市民並びに県民への啓蒙については、市広報、マスコミ等を通じて、PRをしていきたいとそのように思っております。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 産業交流拠点に関してでありますけれども、2~3説明したいと思っております。産業技術交流拠点でマルチメディア特区の位置づけであるとか、産業物流関係の機能強化というのが位置づけされております。そのほかにも機能として、いくつか位置づけされていますけれども、そのほかに実はこれまでこれは国際都市形成構想の中で、中南部圏の部会とその上に市町村部会がありました。3回ほどその中でいろいろ部会の中で国際都市整備構想の内容等について審議をしてきたというところでありますけれども、これは最終的には市町村部会の中で3月にいま決定をされてきております。 その前段として、今のこういう国際交流都市の中で、12拠点地区が位置づけされているということになっておりまして、その中でこれはこれからいろいろその中に位置づけされていない項目等もあると思います。これについては、今後再度、市町村等の計画がありますので、これは次の段階でそのへんは検討していくというようなことになっているようであります。更に中部市町村会でも広域市町村圏の中にもこの件について、幹部幹事職員を集めて、これについての問題を取り上げていくというような会も近々持たれていくようであります。 そういうことで、今回、県が示した基本計画の中に、これから入れることができるかということでありましたけれども、これは次の段階に市町村等の基本計画をにらみながら、次の段階で措置をしていくというような県の考えもあるようでありますから、そのように私たちも取り組んでいきたいというように考えております。 ○瑞慶山良高議長 建設部長。 ◎山内盛順建設部長 コザ総合運動公園の整備の中で、同公園を一体的に結ぶ遊歩道の整備についてということでございますが、これは南側のところの議員がおっしゃるサブグラウンドの陸上競技場と体育館との間のことだと思いますが、そこはおっしゃるように、駐車場の中からジョガーが通って、ある意味では安全面で問題があるということで、その部分については、歩道を設置していきたいと考えております。 北側については、すぐ入口のほうから入っていって、最初のところは少し安全上の問題もありますし、現在、そこは左側に曲りますと、駐車場に行くし、右に曲がると消防のほうと体育館の駐車場と、車両とジョガーとの接点の場所で、安全上に問題がありますので、もうちょっと奥に行きますと、そこについてはマーキングして、いま現在、階段から上っていって、体育館のほうから階段を上っていって、そこはいま現在でもマーキングして、そこを利用しております。そういうことで、その部分についても、少しまた検討の余地はあるかと思いますが、これはその部分のことにつきましては、教育委員会の市民スポーツ課との調整が必要だということで、いま考えております。 県道23号線の整備の件でございますが、これも度々、県のほうにもいろいろ要請をしておりますが、いまちょうど北谷町側から第5ゲートまで既に整備済みで、それから沖縄市側の南インターチェンジまでがまだ残されています。その件につきましては、議員がおっしゃるように、どうしても軍用地側に入り込むものですから、そういう軍用地返還との問題、更に道路の整備の方法としてのメニュー、そういう諸々の問題があって、現在、遅れている状況だということで、県からは聞いております。 それと計画としましては、平成10年から16年の間にあと残された部分、いま環状線としては、市民会館の前までは30メートルの幅員構成で整備されておりますが、残り部分の市民会館からセンターへの入口の部分から、先程申し上げました第5ゲートの近くまでは環状線としての30メートルの整備はされておりません。そういうことで、この件につきましては、県も平成10年から16年まで、一応整備の予定はしているということを聞いております。その部分を一度にやるということではございませんので、緊急を要する部分からやはり整備していくということで、私どももその件につきましては早めに要請を県のほうにしていきたいと思っております。 それから公園整備との関係で、本願寺周辺の憩いの場の確保についてということでございますが、これも先程、市長からもありましたように、やはり周辺は道路そのものに、全部駐車をして周辺の住民が遊び場もなくて、たいへん困っている状況は承知しております。用地として、いま確保できるとしたら、やはり周辺は区画整理のネットがかぶされておりまして、その区域が約 3.3ヘクタールぐらい、軍用地を含めて、前の修理工場ですか、その跡地も含めて、 3.3ヘクタールぐらいのネットをかぶされておりますが、その問題がまだ解決しておりません。地籍確定そのものもまだ確定しておりません。そういうことで、その問題も含めて、やはり早急に解決しなくちゃいけませんけど、その中で公園用地が確保できれば、いいかなあと思っておりますが、それと並行して、そのへんの公園計画を検討していきたいと思っております。 ○瑞慶山良高議長 宮城一文君。 ◆宮城一文議員 本願寺付近の憩いの場の確保ということなんですけれども、いま網がかぶっている所に米軍用地がありますが、是非そのあたりも利用していただいて、何とかその付近のみなさんが安心して暮らしていけるような方策を取っていただきたいと思います。 先だって聞いた話では、下から急な下り坂になっておりまして、十字路になりますが、右側から来た自転車に乗った高校生と車がぶつかりまして、ちょっとした接触事故があったという人身事故が発生をしております。たいした怪我ではなかったようなんですが、あの四つ角でも標識もなく、またカーブミラーもないような状況ですので、どうか何らかの方策は講じていただきたいと、これは要望に代えたいと思います。 あのトレーニングジムのPRについてなんですが、これは経済部にも関係しますけれども、去年の暮れでしたか、スポーツコンベンションシティを宣言されまして、確かに冬場から春へかけて、沖縄市のスポーツ合宿というのは顕著に伸びてきていると思います。 それで、そのスポーツコンベンションシティを推進する連絡協議会というものを設置するということも聞きましたけれども、この冬場の合宿関係者をもっともっと伸ばしていくという考えに立つならば、早め早めに手を打っていただきたいというのが私の気持ちであります。と言いますのは、12月にお客さんが見える、合宿関係者が来る時期であれば、少なくとも半年前には、そのPRをして働き掛けをしていくというのは、これは当たり前でありまして、航空会社にしても、あるいはまた大手の旅行代理店にしても、だいたい冬場商品ですとか、夏場商品とかいうものを企画しますと、どうしても仕入れの関係、ホテルだとか、エアラインの関係がありますので、どうしても半年前には企画立案をして、いろんな所にパンフレットを配ったりしてやっているような状況がありますので、いま沖縄市のスポーツ合宿は冬場が中心ですので、いまの時期に動いておかないと、常連が来るだろうという甘い考えでは、その常連だってほかに移る可能性もあるわけですから、いくらかでも増やしていくような方法で、関係機関と連絡を密に取り合いながらやっていただきたいと思います。その件に関して、これは是非そういうようにしていただきたいと思いますので、これは力強い答弁をいただきたいというように思います。 人材育成に関してですけれども、午前の島袋善栄議員からもありましたように、ポリテクカレッジを2年制から4年制の大学へ移行させていくべきではないかという話がありましたけれども、第2次振興開発計画の中で、沖縄はある程度は基盤整備、インフラはある程度はできたんではないかというように、私は思っていますが、そこで大事なのは、基盤はできても、そこに立つ産業がまだ生まれてないということで、現在、中城湾港にありますTTC、トロピカルテクノセンターあたりを大いに活用して、産業を何とか沖縄市に合うようなものを、そこで研究していただく。そしてその間に行政としては人材を育成していくということで、こういう高等教育機関というものは、非常に大事ではないかというように思っておりますので、是非沖縄市のために、沖縄市が経済発展していくためには、何が大事かというものをよく調査し、研究したうえで、それらしい研究機関、大学なりを設置させていただきたいというように思いますので、先程、言いました産業技術交流拠点、国際都市形成構想の中にもありますけれども、その中にも教育情報センターという位置づけもプロジェクトとして上がっておりますので、それを是非実現できますように、強力に要請をしていただきたいというように思います。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 経済部長。 ◎高良武経済部長 コンベンションシティ宣言をするときにも、非常にトレーニングジムの必要性、そういうことを関係者で話してきましたけれども、やはりこれがいよいよ12月には整っていくという意味で喜んでおります。そういう意味ではいま議員のおっしゃっていた面から新しく発行していく観光パンフレット、あるいは観光協会独自で発行する資料等、そういうもの等に即、取り上げて、やはり宣伝のできるような格好でご相談をして取り組んでいきたいというように思っております。 更に当然、市内のホテル、旅館でそういうトレーニングのために、おいでになる関係者にも、当然そういう資料や口コミで一生懸命宣伝をしていきたいというように思っております。 コンベンションシティを推進する組織については、既に従来あった組織をもっと拡大をいたしまして、実のある方向でいま要綱等の整備を事務的にはもう済んでおります。近々そういう組織化に向けて、準備を進めておりますので、そういうことでご期待をいただきたいというように思います。 ○瑞慶山良高議長 宮城一文君。 ◆宮城一文議員 今のスポーツコンベンションの誘致に関してだけですが、実は一昨日の沖縄タイムスのほうにも紹介されておりましたけれども、沖縄市の陸上競技場を利用しまして、来る8月にアテネで開かれる世界陸上競技大会というのがありますけれども、それに出場する全日本のチームが合宿に来ておりました。 400メートルリレーの女子のチームなんですが、そこでたまたま全日本のコーチである方と話をする機会がありまして、沖縄市は非常に雰囲気的にも施設にしても好きなんだという話をしておりまして、先程言いましたように、早め早めにいろんな実業団ですとか、大学ですとか、そういった企業に呼び掛けをしておけば、もっともっと沖縄市のスポーツコンベンションが伸びるんではないかというように思いますので、是非そういうことで、関係機関と連絡を取り合いながら推進していただきたいと思います。以上で終ります。 ○瑞慶山良高議長 以上で宮城一文君の一般質問を終ります。次、山城正雄君。 ◆山城正雄議員 通告に従って一般質問を行いますが、ご承知のように、いま政治、経済、あらゆる分野で日本をどうするのかということで、国民のみなさん方が悩んでおられますので、その一般質問、行政の仕事の内容を聞く前に所見を述べてみたいと思います。 「潮流」にある開拓の記録を読んだ感動の場面が忘れられません。やぶを払って、鍬を入れたその土地は石ころだらけ、来る日も来る日も石を拾いつけながら、農民は言います。「一つ拾えば一つ減る。いつかは立派な土地になる。今日よりは明日へ、少しでも前へ進んでいると思うから張りがあります。社会全体もそうです。昔を思えばありがたい。子供たちはもっといい時代が待っているさあ。」それが本当というものであります。ところが日本は悪い方向へ向かっている、55パーセントと総理府の意識調査が発表されております。理由は国の財政、景気、自然環境、雇用、労働条件、物価など言うなら暮らしに関わる社会の全てにわたり、よくなる保障が奪われているのです。 小説の中で芥川龍之介が書きました。ぼんやりとした不安が浮かぶ。国民の過半数が行く先に不安を持つ社会は失敗社会である。失敗社会がもたらす政治は失政です。失政は国民より大事なもののために政治をするところから生じます。この逆立ちを直さない限り、たとえ一つの石ころさえも減らず、明るい明日もやって来ません。そういうのが今の状況だというのが国民の声であるようであります。 さて、沖縄戦が終って53年目を迎えました。去る6月23日は全県各地で慰霊祭が行われました。多くのみなさんが哀悼の意を込めて反戦平和の誓いを新たにされたのではないでしょうか。私たち沖縄県民、沖縄市民は、あの沖縄戦、太平洋戦争で20数万余の尊い犠牲者を出し、戦後、焼け野原となった中、過酷な米軍の全面占領支配と闘い、祖国復帰を勝ち取り、今日まで沖縄市の発展、県土の発展に全力を尽くしてまいりました。「命どぅ宝」「反戦平和」はまさに沖縄県民の心、願いであります。 日本共産党は、戦没者へ哀悼の意を表すると共に、沖縄戦の悲劇を二度と繰り返してはならない。みなさんと一緒に反戦平和への誓いを新たにするものであります。 ところでみなさん、いよいよ自民党と橋本内閣、そしてそれを支えるオール自民党勢力は、アメリカの引き起こす戦争に国民を総動員する有事立法、いわゆる戦時立法を来年の通常国会に提出する準備を進めています。併せて軍隊の放棄と国民こそ主人公をうたった日本国憲法を変える動きも強めています。 ガイドライン、日米防衛協力のための指針を見直す中、中間報告が発表されましたが、これを見ると、日本の政治はまさに重大な局面を迎えていると言わざるを得ません。ガイドラインとは、日本とアメリカの軍事協力、戦時支援をうたったもので、中間報告は日本に武力攻撃がなくても、周辺国で紛争や戦争が起きた場合、日本の民間の空港や港湾をアメリカの軍隊が封鎖し、自由に使えるようにしようというものです。そして自衛隊法を変えて、自衛隊をアメリカと一緒に海外に派遣できるようにしようとするものです。 これらのことは、これまで政府の解釈ですら憲法違反としてきたもので、他国から攻撃を受けなくても、アメリカと日本が一方的に攻撃ができるという集団的自衛権の行使に大きく踏み込むものであります。 中間報告は更にアメリカ軍を支援するために、地方公共団体が持っている権限や能力、民間が持っている能力を活用すると明記しています。いわゆる医療、運輸、港湾などアメリカが必要とするならば、自治体や医療、港湾関係者の徴用も可能にする、まさに日本を危険な軍事国家の道に引きずり込むものであります。日本共産党は、国民の基本的人権と地方自治を保障した憲法を根本からじゅうりんする日米両政府のガイドラインの見直しに断固抗議し、その撤回を強く求めるものであります。 悲惨な沖縄戦から53年、二度と沖縄戦の悲劇を繰り返さないために、沖縄県から沖縄市からこれに反対する運動を起こしていこうではありませんか。そのために日本共産党は、沖縄市の革新市政を発展させる、それがまた革新県政を守り、発展させる大きな力になると思っています。 ご承知のように、祖国復帰を勝ち取ったのは、革新統一と県民の血と汗のにじむ団結と努力がありました。今日、日本の政治が大変な危険な方向にどんどん進行している時こそ、沖縄の革新統一を守り、発展させることが重要であります。日本共産党は、そのために全力で頑張ってまいります。 それにしても、今の日本の政治、消費税の増税や医療保険の改悪、米軍のための土地取り上げ、女性の深夜勤務や残業時間を制限する女子保護法規定の撤廃を盛り込んだ労働基準法の改悪をやりました。また看護婦の二交替制、これは女性だけの問題ではありません。労働者の権利を奪うものです。まさにいま労働者は自民党政治と闘う力を大きく発展させる重要なときではないでしょうか。 自民党や自民党と一緒にやりたい放題の政治は、有事立法、憲法改悪、日本の軍事大国化、国民に犠牲を押しつける政治です。このような政治をやめさせ、21世紀には憲法で保障された地方自治法を市民のものに、更に発展するために日本共産党は草の根からつくっていく、そのために革新統一と多くの常識あるみなさんと団結して頑張る、そういう決意を申し上げまして一般質問に入ります。 さてガイドライン等、駐留軍用地特別措置法については、いま申し上げましたように、市長の見解をお聞きしたいと思いますので、是非お聞かせください。 それから14ページ、第3ゲートから第5ゲート、沖縄市側の撤去の要求を再度申し上げますが、市はどのように考えますか、お聞かせ願います。 それからエイサーまつりの時に嘉手納基地を駐車場にさせるように要求してください。 それから平和資料館をつくる気がありますか、お聞かせください。これはご承知のように、レーニンはこういうことを言っているんです。「広く深く勉強することによって未来がよく見える」ということを言っているんですが、そういう意味では沖縄の戦後の戦争のことなどを私たちはやっぱりきちっと私たち全ての市民に、あるいは子供たちに見せる重要なものだと思っていますので、平和資料館はやっぱり非常に重要なものだと思っていますが、どのように考えあるいは計画がございますか、教えてください。 基地内にある文化財的なものを保護するように、米軍に申し入れてください。去る基地に関する調査特別委員会で基地を調査したんです。その中でいろんな貴重なものを見てまいりました。これはやっぱり申し入れて保護させておく必要があると思いますので、このこともどう考えておられるか、お聞かせ願いたいと思います。 憲法、地方自治法ができて50年になる。守られていると思いますかということなんですが、先程、所見で申し上げましたように非常に厳しい大変な状況にいまいこうとしておりますので、そういうご所見も含めて、市長の見解をお聞かせ願いたいと思います。 それから行財政計画、または総務部についてでございますが、沖縄市特別職報酬等審議会についてなんですが。この中には自治法の専門家を推薦して入れる必要があるんじゃないかというように思っておりますが、そういう方々の推薦をやったことがありますか、入れることを考えたことがありますか、お聞かせ願いたいと思います。 それから高速道路から税金が取れないかということなんですが、これはご承知のように、沖縄市側から通っている高速道路をこれを公団のみなさんは高速道路の代金を取って、収入を得ているわけなんですが、この道が沖縄市側に入っているわけですよ。そこに何らかの形で税金を市が取れないかどうか、それを研究していただきたいと思うんですが、是非ご見解をお聞かせ願いたいと思います。 それから消費税が5パーセントになったために、市民の負担がどれだけ増えたか、明らかにしていただきたい。ご承知のように、いろんなものに5パーセントの消費税がかかっているんじゃないかと思うんですね。そういうことで、これを是非お聞かせ願いたいと思うんです。 それから総務部なんですが、囲碁の市長杯ですね、これはずっと前にも取り上げたんですが、囲碁界でいま沖縄市からプロを育てたいということで、そういう方々がだいぶ増えてきておりまして、囲碁クラブを開いたりしているんです。そういう方々が是非、市長杯をつくって、こういう囲碁の文化を盛り上げていただきたいというご意見がありましたので、このことをどうするのか、再度お聞きしますので、お聞かせ願いたいと思います。 それから地方財政危機の正体は、急膨脹する自治体への単独事業とか、それから福祉予算の国の負担が減り、自治体に負担が増えた事、また国がやるべき事を自治体に押し付けてきたからだと思いますが、具体的に沖縄市にもこういうことが現れているのかどうなのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから職員採用についてでございますが、これは公正公平にやるということで、統一の政策の中でもきちっと試験採用ということでうたっているわけなんですが、そのことをきちっと守られているか。一つはそれをお聞かせ願いたいと思います。 それから医療改悪されて、市民の負担はどうなるのですか、そこをちょっとお聞かせ願いたいと思うんです。 それから障害者へのおむつ代金の補助ということで申し上げているんですが、寝たきりになっておられる方々が例えば学校に行けなくて、お家で面倒見られている方々もおられるんじゃないかと思うんですが、この方々のおむつ代がだいぶ出るらしいです。非常に仕事もできないで、障害者の面倒を見ている中で、収入が一人の働き口が減る、あるいは障害者を抱えているために、このおむつ代金が非常に大変だということをおっしゃっていたんです。それで沖縄市に何名ぐらいおられるのか、ここも含めて、もし分かれば教えていただきたい。 3歳児までの医療費の無料化ですが、これは再三の質問に対して、答弁は県がやるとできるということをおっしゃっているわけなんですが、県がやる場合は2分の1ずつの負担になると思うんですが、例えばスタートとしては、2分の1ずつスタートさせるということも考え方としては出てくるんじゃないかと思うんです。全額するということじゃなくて、県がやるまでは半額はやるとか、そいうことができないのか、検討していただきたいんですが、どういうように考えておられますか、お聞かせください。 それから国民健康保険料が高いのは、また医療費が高くなったのは、国の負担率が減り、企業の負担率が低く、世界一高い薬価にあると思うのですが、そこらへんはどう考えておられるのか、お聞かせください。 それからこどもデイケアセンターが必要、私は何月の議会だったか取り上げたと思うんですが、那覇市はご承知のようにできまして、これは沖縄市は特に中小、零細企業が多くて、ぎりぎりの陣容で仕事をなさっているんですよ。だから働くと、当然、相当の用事があっても、休めないという状況がありまして、そして休むと仕事をやめざるを得ないという状況にあるんですね。そうすると子供を抱えている方々が仕事をする場合に、どうしてもそういう子供が病気にかかった場合に休まないといけなくなるものですから、そうすると、仕事もやめざるを得ないという、そういうところまで実は沖縄市はだいぶ追い込まれているお母さん方のご意見があるんですね。だから当然、自分で面倒みたいんだけど、しかし仕事をしないと生活ができないので、そういう子供が風邪ひいたり、病気にかかった時に最小限そういうことができるような施設をつくれないかというのが多くの方々の要求でございますので、前向きに検討していただきたいと思うんですが、どう考えておられますか、お聞かせ願いたいと思います。 それから教育、スポーツ、文化行政についてでございますが、福祉スポーツセンター設置についても、これは要望に代えておきますので研究されて、資料もおあげしておりますので、是非研究されてください。 それから第10回全国スポーツレクリエーション祭は、全国に沖縄を宣伝する絶好の機会であると思うが、どのように歓迎されるのか。また来年は、アジアマスターズ選手権が開催されるんですが、どのように考えておられますか。この29日は沖縄県のマスターズ大会が行われます。これは全国スポーツレクリエーションの選抜を兼ねた大会になるんです。ご承知のように、この10回大会はリハーサルも兼ねていると思うんですが、これはいま全国で私はマスターズの一員なんですが、全国で沖縄に是非、行きたいということで、今までは参加者を募集してもなかなか人員にも満たないというのが、全国でそういうことだったらしいんですが、沖縄に行くために予選をしないといけないぐらいの状況になっていて、非常に人気があるということをおっしゃっているんですね。そういう意味では、そういうように注目されて、沖縄に第10回全国スポーツレクリエーションに参加されるわけですから、おそらく家族も含めて、だいぶたくさんの方々が来られると思うんですね。あるいはそういう意味では市長を先頭にされて、市民をあげてやっぱり歓迎をしていくことが、沖縄を全国にPRするたいへん重要なものだと思いますので、是非これを成功させるために、どのようなことを考えておられるのか、また頑張っておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。 それからアジアマスターズにつながるということを申し上げたんですが、このアジアマスターズは平成10年に行われるようなんですが、アジアの人々に軍事基地を撤去して、そして友好的に平和なアジアをつくるという絶好の機会じゃないかと思うんですね。そういう意味ではそういうことを沖縄の「命どぅ宝」「守礼の邦沖縄」をアジアに示して、まさにコミュニケーションで平和を保てるんだということを軍事基地がなくても保てるんだということをアジアの人々にPRするたいへん重要なこういうチャンスも来るんじゃないかと思っていますので、こういうことも含めて、アジアマスターズのことまで含めて、考えておられるのか、お聞かせ願いたいと思うんです。 さてもう一つは、特にこの7年間で新校が増え、学校も整備が進んできたと思いますが、具体的に示してください。 まちかど子どもギャラリーをつくってください。 それから子ども権利条約をどのように学校現場に生かし、子供や市民に知らせる、また普及や説明会などの手だてをやっておりますか。もしやっておりましたら、そういうことも含めてお聞かせ願いたいと思います。教育長はご承知のように、いろんな所から資料を集めて、部長などを含めて、私はこういう全国でそういうことがされていることを再三にわたって資料もお上げしてありますので、考えておられると思いますから、是非どういうように進んできたか、お聞かせ願いたいと思います。 それから現行の学習指導要領は、子供、教師、親からもゆとりを奪いさった。このことが社会問題や、教育問題に大変な状況になっていると思う。よって改める必要があると思うのですが、学習指導要領をどのような形で改めていったほうがいいのか、そのことも考えたことはあるのか。あるいはもうそのままでいいと思っておられるのか、そこを是非お聞かせ願いたいと思います。 それからスポーツ振興法について、いろんな体協を含めて、いろんな関係者がスポーツに関係されております。あらゆる分野でスポーツ振興法に基づいて、運営がなされているのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから体育指導委員については、非常にすばらしい方々が体育指導委員になっておられて、本当にボランティア的な形で頑張っておられるわけですが、こういう方々をもっともっと大事にしていくということが大事なんですが、報酬等を含めて、どういう形で今後、更に発展させようと考えておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから小・中・高校の子供たちと市民が一緒に清掃をやったらどうかということをお聞きしたいんですが、実はこの前、廃棄物処理の中で、学校を代表されて、諸見小学校の校長先生が代表されて参加されているわけなんですが、是非このことは諸見小学校でもやっているので、全体に広げていきたいと、そのことが子供の教育にもプラスになっていくと、そういうことをおっしゃっていたわけなんですが、こういうことを教育委員会として考えておられるか、お聞かせ願いたいと思います。 それからスケートボード練習場をつくっていただきたいんですが、まだ一つもないんじゃないかと思うんです。ご承知のように、これは世界選手権とか、いろんなことが行われるんですが、ほとんどの子供たちが道でやっているんですね。一度にたくさんつくるということはできないと思うんですが、そういう子供たちが安心してできるような場所が必要じゃないかと思うんですが、考えたことありますか。あるいはこれからどうするか、お聞かせ願いたいと思います。 それからソフトボールと野球のピッチャー練習場の設置なんですが、ソフトボールはだいぶ沖縄市は盛んになっておりまして、ソフトボールというのは、ピッチャーというのはご承知のように相手がいないとなかなか練習ができないという関係があります。ところが壁をつくって、そのピッチングマウンドをつくると、簡単にそういうことが可能になるんです。そういうことで、私もいろんな所の壁を利用してピッチング練習をしているんですが、そういうことで、こういうものが必要だということで、沖縄市の特にサブグラウンドへ行かれるとご存知だと思うんですが、壮年の方々が夜、昼となく、夕方となく、日曜日を含めて出て来られて、ソフトボールを練習するために、非常に苦労されているわけなんです。それを一人でもできるようなものが必要だから、どうにかしてくれないかというのがありましたので、是非ご検討していただきたいんですが、考えたことありますか、お聞かせ願いたいと思います。 それから市立総合図書館なんですが、これはいろいろ考え方がありまして、どうしても必要だということになっているんですが、是非これもどのような形のものがあるかということで、進んできていると思うんですが、どこまで調査が進んでいるか、どういう形のものをつくったほうがいいのかということで進んできたのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから本なんですが、各自治会で本が借りられるように、システムをつくったらどうかと、当面、例えば何箇所かの自治会に本を持っていって、1カ月単位で本を自由に借りられるようなシステムをつくったらどうかということで、実はこれは専門家のご意見でありましたので、考えたことがあるか、あるいは前向きに検討していただきたいと思うんですが、どう考えておられるますか、お聞かせ願いたいと思います。 それから魚のアパート漁礁を海岸線にたくさんつくったらどうかということで思っているんですが、私もよく分かりませんが、専門家の話だと、そういうものをつくると、魚がどんどん増えて収穫が得られるということが言われているんです。これをもっと増やしたいというのがあったんですが、どうなんですか、これを是非ご検討していただきたいんですが、どうでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 それから農業とか、あらゆる分野に価格補償制度ができたところもあるし、あるいはこれからやろうというところもあると思うんですが、沖縄市は価格補償制度はどのようなことがやられているのか、これをひとつお聞かせ願いたいと思います。これからはどのような形でどういうものをつくってもらったら、一定の補償をして、そして安心してどんどんそれをつくって、本土に出すとか、あるいは外国に出すとか、そういうものを含めて、沖縄市の経済を活性化するためにこういうものが必要になってきたんじゃないかと思っているんですが、沖縄市としてそういうことを考えた、あるいはやったことがあるか、お聞かせ願いたいと思います。 それから小口融資制度を市でも受けられるように、ご検討していただきたいんですが、どのように考えておられますか、お聞かせ願いたいと思います。 小口融資制度はご承知のように、これは去る2年前にですか、倍にして、いま 4億円の小口融資制度の金が借りられるようなことになっているんですが、いっぱいいっぱいになっているらしいですね。それでもっと借りたい人がおられるんだが、間に合わなくなっているというようなことを言っておられます。そういうことで、この融資をもう少し上積みをしていく必要があるんじゃないかと、ご承知のように、沖縄市の中小企業のみなさんはいま大変な状況にありますので、そのことを考えておられるか、あるいは前向きに検討していただきたいんですが、ご答弁をお願いしたいと思います。 それから中小企業対策連絡協議会的なもの、これは学識経験者、業界代表、行政側、三者が協力して、いろんな調査をして、どういうところにどういう感じのものを、一緒になってやったら街が発展するのかどうなのかを含めて、非常に研究する時に来ているんじゃないかと。これは今までいろんなことをやっていると思うんですが、更にそういう形で研究をしていかないと、大企業に勝てないんじゃないかと思いますので、そういうことを考えたことがあるか、あるいはやっておられるんだったら、前向きに発展させる方向で頑張ってもらいたいと思っているんですが、どのように考えておられますか、お聞かせ願いたいと思います。 それから既存の商店街にどのようなことをやられましたか、お聞かせ願いたいと思っております。 市はこの7年間に側溝やスージグヮー道、または下水道が進んできていると思うが、経済的効果とどういう形で進んできたか。これをいちいち全部ということになると、大変な時間かかると思いますので、目立ったところを中心にしてお聞かせ願えれば、長い間できなかったけれども、ここのところをやったとか、そういうことでよろしいですから、是非お聞かせ願いたいと思います。 沖縄は復帰25年になるが、市の中小業者はどのような変化をしてきたか、教えてください。 建設、環境整備について、生ごみのリサイクルで資源化して有機肥料にする事を考えておられますか、是非お答え願いたいと思います。 ダイオキシン規制条例、これはたくさんのみなさんから質問がありましたが、これを市民に知らせて、もう一つは市民が知ることによって、これを焼却させないようにすることによって、ダイオキシンの発生を防げるということがありますので、そういうことなどを考える必要が出てきたんじゃないかと思いますので、このことも含めて市民に知らせて、どういうことなのかということで、それを分別回収、そういうことを考えられないのかどうか。これを是非、いま社会問題になってきておりまして、日本共産党は国会で7年前に既に取り上げているわけなんですが、このことを是非、非常に急いで対策を取る必要が出てきたんじゃないかと思っているんですが、そういうことを考えておられるか、お聞かせ願いたいと思います。 工業、農業、漁業については、工業、農業、漁業が発展しないと、沖縄市の発展はないと思う、どのような考えを持っているか。この3つのことについて、どういうこをやってきたか。これをお聞かせ願いたいと思います。 第3次基本計画については、中城湾港、東部海浜開発は市からの持ち出し分はいくらか、お聞かせ願いたいと思います。1回目終ります。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後5時45分)  ~~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後5時57分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 市長。 ◎新川秀清市長 あまり多すぎて、どこからお答えしていいか、ちょっと困っていますけれども、それぞれの部からもお答えをさせていただきたいと思います。まず14ページでありますけれども、駐留軍用地特措法、これについては、これまで申し上げてまいりましたように、いま沖縄のみ適用される法律の改正については、県内の首長、ほとんど9割方が反対であるという意思表示がなされました。またいま分権というようなことが言われている中で、極めて遺憾だというようなことも申し上げてきたとおりでございます。 それからガイドライン見直しについての、これもこれまで長い間の基地の中に置かれてきた沖縄の立場から、更にこの見直しによって、沖縄が引き続き、基地としての使用が強化されるんではないかという心配もございまして、これについてもこれまでコメントしたとおりでございます。 それから次の第3ゲートから第5ゲートの撤去の要求についてでございますが、これは当面、第3ゲート、第5ゲート、それから第2から第1というゲートについての道路の使用について要請をしてまいりましたし、引き続き基地内道路の使用について要請をしていくということでございまして、この内側の撤去については、地主との関係もございますので、まだ検討いたしてございません。 それからエイサーにおける嘉手納基地の使用についてでありますが、これはどの部分を使用できるのかというようなこともございますけれども、エイサーまつりなどの場合に、基地内の使用ができれば、これは幸いでありますから、そのことについては、空軍とも話し合いをしてみたいと思います。 それから平和資料館についてでありますが、これは平和資料館というようには申しておりませんが、戦後資料館を将来、検討していきたいというようなことを構想として持っているわけでございます。 それから基地内の文化財につきましては、先だって司令官のほうからも基地内の文化財については、これは大切にしていきたいというようなことがありました。そしてそれについては、米国の予算をもって周辺の維持管理もきちっとやっていきたいというようなことがございました。それについては、空軍のほうも独自にたいへん意を配って努力をしているということであります。 それから憲法が施行されて50年になりました。この間、いろんな議論もあるわけでございますが、今日まで平和憲法、これが多くの人々の努力によって守られてきたということも事実だと思っております。今後、更にその平和憲法が生かせるように、全力を挙げる必要があると考えているところであります。 それから15ページの囲碁の市長杯について、確かに囲碁ファンも多いことでありますが、こういったこと等についても、今後検討させていただきたいと思います。 それから16ページの第10回全国スポーツレクリエーション祭についてでありますが、これは全国からおいでになります方々、そしてまた本市は陸上の会場地でありますし、開会式等の会場地でもございます。そういうようなことで、実行委員会を挙げて、おいでになるみなさん方に心からの歓迎の意を表しながら、このレクリエーション祭の成功に向けて、全力を挙げていきたいと考えております。なおまたそのことを踏まえて、幸いアジアマスターズ選手権大会が来年、開催をすることも決まっておりますから、これについてもつなげていくようにしてまいりたいと考えているところでございます。 次、17ページの産業振興でありますが、魚の漁礁についてでありますが、これもこれまで漁礁あるいはパヤオ等の設置について、助成をしながら進めてまいりました。特に漁礁の設置による漁業の振興というようなことについても、これは引き続きその努力をしてまいりたいと存じます。 なお小口融資等についても、先程、議員からもありましたように、市としてもこれまで融資枠の拡大、そして融資額の引き上げというようなことで努力をいたしてまいりました。今後ともそのように努力をしてまいりたいと考えております。 それから18ページであります。工業、農業、漁業についてでありますが、工業については、これから更に力を入れていかなければいけないというように考えているわけでございますが、幸い中城湾新港地区、あるいはまた今後、沖縄市の東部の開発等と併せまして、こういった企業の誘致等を含めて、努力をしてまいる必要があると存じます。 農業につきましては、これまで基盤整備をやってまいりました。都市における農業について、畜産も含めて努力をしてまいっているわけでございますが、この狭い農地を最大限に活用しながら、これまで農業の振興を図ってきているところでございます。 更に農地の確保の問題等もございますけれども、引き続き努力をしてまいりたいと考えております。漁業については、先程、申し上げましたように、漁船等に対する補助、更に通信施設等に対する補助もやってまいりました。更にパヤオの直売店が今回、新設されましたし、今後は今年度の予算にお認めいただいておりますように、海洋交流センターも設置をしていくというようなことなどを含めて、これまで漁業関連のいわゆるハードの面の整備は、かなり進んできたんじゃないかというように考えております。今後は更に中城湾沿岸漁業振興促進協議会ともタイアップを図りながら、育てる漁業、これを目指して、更に努力が必要だと存じます。 なおまた東部海浜開発計画の中に、開発と併せまして、栽培漁業センターを設置していくと、これを将来の目標として、中城湾における漁業振興を図ってまいりたいと、こういうように考えているところでございます。そのほかの項目につきましては、担当部からお答えをさせていただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 総務部長。 ◎目取眞興一総務部長 総務部関係についてお答えを申し上げます。まず1点目の沖縄市特別職報酬等審議会について、自治法の専門家を入れることについてでございますが、私は過去10年間、この審議会の事務を進めてまいっておりますが、地方自治法の専門家を委員に加える必要はないと判断をしております。ただこのことにつきましては、住民の理解が得られる常識的な判断、意見を聞くということが重要でございまして、そのほかの法律の専門家の必要性については、必要性は考えてないということでございます。 それから職員採用について、試験採用が守られているかということでございますが、基本的に守られているという考えでございます。このことにつきましては、平成2年度より採用試験を実施しているところですが、一部、専門職あるいは現業職については、選考の対象といたしております。それについては、地方自治法においても当然、適格者を得るために選考採用していいというのが前提となっております。この件については、ご提言の趣旨に沿うように今後も調査、研究してまいりたいと思っております。 それから高速道路から税金が取れないかということについて、研究をしてほしいということでございました。職員をいま研究をさせておりますけれども、現在のところは課税しても混迷を招くような状況で実益が乏しいという結論に達しておりまして、今後、道路審議会の答申などに基づいて、国が法律改正などをするかどうかを含めて、調査、研究を引き続き進めてまいりたいと、そのような考えでございます。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 企画部長。 ◎宇根貞雄企画部長 15ページの上から3行目と5行目、消費税が5パーセントになったことによって、どれだけの負担になっているかということでありますけれども、これは一般会計に占める消費税分を一応、例として上げてあります。これは消費税にかかる分、8節から18節までにかかるんですけれども、中では課税対象にならないというものもあります。そこで、一応の計算ですけれども、3パーセントの場合は要するに消費税と言っても、工事費であるとか、こういう中では消費税分についても補助されているのがあります。これは25パーセントから 100パーセントのいろいろパーセントが違うということで、とても範囲が広くなっていますので、これは平均して70パーセントは逆に見ているだろうということになります。ですから30パーセントの負担分を一応見てみると、消費税3パーセントの場合で 6,304万円、それから5パーセントになったときには、 1億 507万 5,000円ということで、差し引き 4,200万円余が一般財源で負担しているなあというような計算になります。 それともう1点は、補助率カットの問題があります。これは昭和59年に経常経費のみをまとめてあります。経常経費と言いますと、特に扶助費、これが昭和59年、10分の9だったものが10分の 7.5あるいは10分の5、こういうように、ずっと補助率が落ちてきているということであります。ところがこの制度を改正するときに、やはりカット分については、交付税で見ていくというような、こういうこともありまして、ですから確実な数字は交付税に参入されている分、とても引っ張り出せない部分があります。 そういうことで、いま平成9年度をちょっと見てみたいと思うんですけれども、まず平成9年度では10分の9だったときのものと、平成9年度は10分の 7.5もあります。10分の5もあります。そういうことで見た場合に、 6億円余の減になっているというようなことが数字の上では出てきます。ただしさっきも申し上げておりますように、これは交付税の加算もありますので、一概にそういうことではないということを前もって申し上げて、答弁に代えさせていただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 教育長。 ◎當眞哲雄教育長 教育、スポーツ文化行政についてのご質問の中で、特に私のほうから学習指導要領に関わるご質問にお答えいたしたいと思います。学習指導要領は、全国的な教育課程の編成基準としての性格を持つものとして認められ、教育の機会均等の確保と全国的な一定の水準を維持するという目的のため、必要かつ合理的な基準の設定として認められて、今日までまいりました。 ところがご承知のように、10年ひと区切りに教育課程が改訂されてきたわけでございますが、今回、特に改訂のないままに週5日制の2回施行が入ってきました。そういうことからおそらくご質問のようなお考えが出てきたのじゃないのかと、このように思いますが、現在、国の教育課程審議会で、現行の教育課程の改訂についての審議をしているわけでございますが、これは確か前の議会でもお答えをしております。 やはり、みんな自分の教科を守ろうという意識が強いわけで、なかなか前進がないようでございますが、しかしここにきて、きっと国の教育課程審議会では、これからの学校の中で、ゆとりある教育課程の編成ができて、子供たちがゆとりを持って伸び伸びと学校生活をおくれるような基準の改訂があるものと期待をしております。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 教育関係で13項目あります。そのうちの1項目をいま教育長がお答えしたんですが、ちょっと早口になろうかと思いますが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。まず1番目の基地内にある文化財的なものを保護するように、米軍に申し入れてくださいということでございますが、これは市長から答弁があったとおりでございます。ただ平成8年6月17日に当時の県教育長の仲里教育長が在沖米領事館のほうと、それから那覇の防衛施設局に申し入れた経過がございます。 それから第10回の全国スポーツレクリエーション関係の歓迎のことにつきましては、市長がお答えしたとおりでございます。 それから特にこの7年間に新しい学校が増え云々のご質問でございますが、たくさんございます。まず1点目あげます。美里小学校の分離で美原小学校が新設されました。高原小学校が分離されて、泡瀬小学校が新設されております。沖縄東中学校の分離の新設がございました。それからたくさん項目がございますが、そのほか16件、そういった事業がございました。 それからまちかど子供のギャラリーをつくってくださいということですが、多分、無人ライブラリーのことだと思います。これは現在、無人ライブラリーについては、与那原町で行われておりますが、沖縄市でも調査、研究をいま進めているところでございます。非常にユニークなアイデアでございますので、委員会内でも検討していきたいとそのように思っております。 それから子供の権利条約のことでございますが、このことにつきましては、教育委員会といたしましては、校長会、それから教頭会で通知文の内容とそれから条例制定の経過、背景、概要、特色、学校での対応について、資料を作成して周知徹底を図ってきたところでございます。 それから指導要領の件については、教育長が答えたとおりでございます。 更にスポーツ振興についてでございますが、スポーツの底辺拡充を図るためには、各種スポーツ大会を実施、更に青少年スポーツの指導者の資質向上のための講習会、プロスポーツチームによる各種の教室の開催と、それから青少年のスポーツ振興にいま鋭意努力しているところでございます。 更に体育指導委員についてでございますが、スポーツ振興のため、住民に対してスポーツ実技の指導、その他スポーツに対する指導助言に基づいて位置づけた活動をしているわけなんですが、今後ともすばらしい人材を活用していきたいとそのように思っておりますし、報酬のこともふれられておりましたが、先般の議会でも日額の報酬の改正がありました。そういうことで、この説明は省略させていただきたいと思います。 それからスケートボードの練習場の件でございますが、子供たちが道でやって、安心しておられないということでございますが、これは今後、調査、研究をし、検討していきたいと、そのように思っております。 それからソフトボール、野球のピッチャーの練習場の設置をということでございますが、非常に沖縄市は盛んになっているということで、壁の利用等々についてもお話なさっておりましたが、ソフトボールの専用の投球練習場については、今後検討させていきたいと思います。 それから市立総合図書館についてでございますが、調査は進んでいるかということのようでございますが、これもさっきの仲宗根義尚議員にも答弁したとおりでございます。 それから各自治会で本が借りられるようにということで、システムのことを考えたことがありますかということでございますが、各自治会で本が借りられるようにということは、貴重な提言でございます。今後、効率的な業務のあり方を研究させていただきたいと思います。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 市民部長。 ◎島田久市民部長 18ページの建設、環境整備について、お答えいたします。要旨の1番目、生ごみやごみのリサイクル関係でございますが、沖縄市総合計画第3次基本計画でごみの減量を促進するため、生ごみ処理容器の購入補助を引き続き実施するとうたっております。市といたしましては、市民の生ごみ処理容器の利用を呼び掛け、生ごみ等の堆肥化を促進し、ごみの減量に努めてまいりたいと考えております。 それから2番目のダイオキシン規制条例の件でございますけれども、ダイオキシンに対する法規制はまだ策定されていませんが、早い時期に焼却施設の規制強化がなされるものと思っております。法が制定されますと、焼却施設は規制基準に沿って改善されますので、条例につきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 経済部長。 ◎高良武経済部長 先程、市長からお答えのあったのは、割愛させていただきます。17ページの産業経済振興の中で、2番目の価格補償制度の件ですが、これは昨日も仲宗根義尚議員のきび共済のところでちょっとお答えしましたけれども、きび以外の産物、果樹等についても、そういう共済制度があるようです。個々にそれは対応していただいているというようなことです。 それから中小企業者対策連絡協議会、こういう組織は私どもの行政の中には持ってないんですが、行政がたぶんに専門的に協議会や連絡会をつくって、何らかの検討しているときには、おっしゃるとおり業界の代表、学識経験者、あるいは行政、そういう専門家の方々が一緒になって検討して計画をつくっていくということでやっております。 それから既存の商店街をどのようなことをやりましたかということですが、非常に漠然とした質問で、ご覧のとおり一番街、それからサンシティ、それからパークアベニュー、銀天街などを国の制度あるいは市の資金も活用して、ああいうような街づくりをしっかりと今日までやってきております。 それから過去7年間の側溝やすうじ小の下水道、そういう集積の経済効果ですが、これはご承知のとおり、都市の環境整備をしっかりとやってきているわけですから、建設部の過去7年間の事業の数字を積み重ねないと即答できないんですが、やはり相当な経済効果がある。当然、都市がすばらしい環境、住みよい街になると、それ相当に土地の効果もいろいろ出てくるわけですから、そういう意味では明確な数字は申し上げられないんですが、相当な経済効果を生んできているというように理解しております。 復帰25年間にわたる市内の中小企業者の変動、変化ですが、先程も上のほうでふれたとおり、やはり各商店街においては、いろんな本土法の適用を勘案しながら、それ相当の自営施策を一生懸命検討されてきて街づくりをやってきたと、そのほかの業態についても、やはり基地経済だけには当然、依存していけないというようなことが分かるとそれなりの商売の転換をしながら、今日まで頑張ってきていると、そういうような実態が見えることでお答えをしておきたいと思います。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 1点漏れがございました。小・中・高校の子供たちと市民が一緒に清掃をやったらどうかということでございますが、勤労体験は子供たちが健全に成長するために不可欠なものであります。そのような意味から学校教育の中において、特別活動の学校行事の中に勤労、生産、それから奉仕的行事が位置づけられております。そういった中でいま現在実践されているところでございます。以上です。 ○瑞慶山良高議長 福祉部長。 ◎知花徳盛福祉部長 福祉行政についてでございますが、医療費の改定について、市民の負担はどうなっているかということでございますが、これは先程、金城議員にお答えしたとおりでございますので、割愛させていただきたいと思います。 それから障害者へのおむつ代の補助についてでございますが、障害者は重度の方々というのは、ほとんど施設に入所している関係で、その実態というのはなかなかつかめません。ただ言えることは、障害児については、今後調査をすべきだと思っておりますが、そのためにおむつ支給は県もやっておりません。そういうことでございます。 それから3歳児までの医療費の無料化についてでございますが、これは先の議会でも答弁してまいりました。本市だけの単独では非常に難しいと、10市の状況も見ながら、県の補助を受けながら、今後検討していきたいということを申し上げたとおりでございます。 それから次に国民健康保険料が高いのはということの云々がありますが、ここに書かれているような内容は、必ずしもそれだけじゃあないと私は思っております。我が国の急激な高齢者の増、そして所得の伸び率と比べて医療費の伸び率がかなり高い、そういうことが要因して、医療費の高騰というのがあると私は思っているわけでございます。 それから次に子供のデイケアセンターについてでございますが、病後保育については、平成10年を目処にいま準備を進めているところでございます。 ○瑞慶山良高議長 東部海浜開発局長。 ◎金城功東部海浜開発局長 東部海浜開発計画中城湾港泡瀬地区の埋立事業について、市からの持ち出しはいくらぐらいかというご質問ですが、お答えいたしたいと思います。ご存知のように、中城湾港泡瀬地区の埋立事業は、県と市が一緒になって共同で事業をすることになりまして、面積は 185ヘクタール、そのうち県のほうが85.5ヘクタール、市のほうが99.5ヘクタールということになっております。 その事業費が総事業費で約 600億円、そのうち県のほうが約 400億円、沖縄市のほうが約 200億円を見込んでおります。県の場合は港湾管理者でございますので、港湾関連施設は補助事業を用いていくと、そしてそのほかの処分用地については、起債を適用すると、ところが一方、沖縄市の場合は、全て臨海債、起債事業で行なっていくと、借り入れでやっていくということになります。ところがこの借り入れは全て埋立した土地を処分をすることによって、全て返済していくということでありますので、市の一般会計に負担をかけないというようなやり方で埋立事業を進めていくということになっております。以上でございます。 ○瑞慶山良高議長 休憩いたします。  休 憩 (午後6時27分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後6時28分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 山城正雄君。 ◆山城正雄議員 囲碁の市長杯で、前にも質問したんですが、市長は組織ができればやっていいということをおっしゃっておられたわけなんですが、先程の答弁では検討するということなんですが、何かそういうような返事を聞いたような覚えなんですが、組織はできておりますので、やるということになっておりますので、再度これは答弁をお願いしたいと思います。 それから職員採用についてなんですが、開発公社とか、そういうところがありますよね。水道部にもできたわけなんですが、そういうところの公社の中でも試験採用を適用することができるかどうか、あるいはやろうと思えばそういう制度をもって、そこでも市民に開かれた公正にやるような採用の方法があるのかどうなのか、それをひとつお聞かせ願いたいんですが、15ページの職員採用についてでございます。 それからまちかど子供ギャラリーなんですが、これは前向きに検討するということをおっしゃっていたんですが、これはそんなに難しいものじゃあないと思うんですよ。与那原町にあるということで、ご存知なようでございまして、これはそんなに金はかからないと思うんですね。県の総合運動場とか、沖縄市もそうなんですが、土曜日、日曜日に子供たちがだいぶ親子連れが来られますので、そういう市民が本を持ち帰りできるような形の本を置いてできると思いますので、すぐこれはできるんじゃないかと思いますが、再度お願いしたいと思います。 それから高速道路から税金を取ったら、混迷をするということを言っているんですが、どこかで混迷したことあるんですか。これは要求してできるのかどうなのかと、突き付けていくわけです。要するに税金は取れると私自身は思っておりますので、だからどこで混迷しているのか、それを教えていただきたいんですよ、だから混迷はしないと思いますので、出せということで要求できないのかと言っているんです。2回目終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 総務部長。 ◎目取眞興一総務部長 公社などの職員採用については、これは別法人でございまして、我々執行機関からこれでどうしますと言える筋合いのものではございませんので、そういうことで別の機会にお願いをいたしたいと思います。 それから高速道路について、なぜ混迷するかと申しますと、いま地方税法上はこれは国のほうでは公共の用に供する道路だということで、非課税だという基本線があるわけですね。その後、道路審議会のほうでは、そういうことであるにも関わらず、今後はこれは永久に有料化すべきだという答申がいま出ているんですよ。しかしこれは建設省と自治省ではいま答申を受けたばかりで、別に法律改正はする必要もないという考えでございます。 国がそのような法律の解釈についての見解を持っている。それに敢えて沖縄市が資産税を課税するということになると、これは裁判沙汰になってくるわけですね。そうすると、国の見解が正しいか、沖縄市が正しいかということで、いろいろもつれてくるわけですね。それが混迷ということです。そういうことをやってまで我々が訴訟に踏み切るということは、仮に踏み切ったとしても、これは供託など仮にやりますよね、そういう場合にまた供託に税が付くとか、いろいろ訴訟問題で混雑するわけですね。各自治体がそういう意見なら、私たちもやる可能性はあると思いますけれども、一部の自治体でいま考えられていることなので、いま仕掛けると混迷をすると、そういうことでございます。 ○瑞慶山良高議長 市民交流室長。 ◎金城朝光市民交流室長 囲碁の市長杯の件についてでございますけれども、ただいま検討した結果、囲碁愛好者の団体の組織化が図られて、全市的な大会が実現した場合、沖縄市の報償費の支払いの基準に照らし合わせて、広く表彰の意味を持つものであると解釈し、団体からの要請があれば、十分に市長杯の現物給付ができるものと解釈しております。 ○瑞慶山良高議長 教育部長。 ◎具志堅清教育部長 まちかど子供ギャラリーをつくってくださいということでございますが、これはライブラリーのことだと思うんですが、公園等に本を置ける場所をつくってほしいという趣旨であろうかと思います。そういうことで、与那原町あたりでは現に行われておりますし、調査、研究を進めさせてくださいということを言ったわけなんですが、これはやはり移動図書館、いま現在24ステーションですか、ありますが、自治会あたりの広場にも12箇所ありますし、公園等との関わりもありますので建設部あたりとの関連で、やはり協議を要することもあろうかと思います。非常にアイデアとしてはユニークなことなので検討、調査、研究を進めさせてくださいということで、ほかの部課とも調整は必要が出てくるかと思います。そういうことでございます。 ○瑞慶山良高議長 山城正雄君。 ◆山城正雄議員 あと3時間ぐらいほしいんですが、時間がないようですので、ソフトボール場のピッチャーの練習場、課長はやればできるんじゃないかということでなっておりますので、そういうような答弁をする予定だったはずですが、検討するということになっているんですが、どうなっているんですかね、そういうことで是非これはすぐ実施してほしいということで、お願いをしたいと思います。 それでもう一つは各自治会で、本が借りられるようなことは、すぐこれもできるということで、あと自治会長がオーケイすれば、夏休みでも何箇所かすぐできると思いますので、検討じゃなくて、今度の夏休みからすぐ実施してほしいと思いますので、再度お願いをしてもう時間がないようですので、終ります。 ○瑞慶山良高議長 答弁を求めます。 教育長。 ◎當眞哲雄教育長 課長からそういうことがあって、部長はこういう答弁をしているということでございますが、まだ調整会議にこのことについて上がっておりません。そういうことで、上がってくれば、ご質問のように検討していくと、こういうことでございます。念のために広島カープとの関係で、ピッチャー練習場はいま準備を進めているところでございます。先程のソフトボールのピッチャー練習場については、現在、検討中であるということです。課長がそういうような考えを持っているとすれば、当然、上がってくるとこのように思います。課長の上に部長がいるわけですから、そういうように段階的に上げていって検討していくということです。 ○瑞慶山良高議長 以上で山城正雄君の一般質問を終ります。休憩いたします。  休 憩 (午後6時35分)  ~~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後6時36分) ○瑞慶山良高議長 再開いたします。 延会についてお諮りいたします。本日はこれにて延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○瑞慶山良高議長 ご異議なしと認めます。よって本日はこれにて延会することに決しました。 次の本会議は明日、6月27日金曜日、午前10時から会議を開きます。本日はこれにて延会いたします。ご苦労さんでございました。  延 会 (午後6時37分)...